101歳のおじいちゃんに読んでもらいたいものがあって
わたしは、おじいちゃんっ子だ。おじいちゃんのことを書いたエッセイをいくつか書いてきた。今日は、祖父ではなく、おじいちゃんという書き方で書こうと思う。
おじいちゃんは、101歳。いまは施設にいる。
今日、おじいちゃんに会いにいくことができた。
およそ4か月ぶりのパーテーション越しの再会だ。
息子が書いたひいじいじへのお手紙を渡して嬉しそうなおじいちゃん。
真新しいランドセルを背負った息子の姿も見せた。
「重たいなぁ」
「かっこいいなぁ」
卒園アルバムや写真や動画も見せることができて、嬉しそうに何度も同じページをめくっていた。
「〇〇はすごいなぁ」
「〇〇はかわいいなぁ」
今日もわたしの知っている優しいおじいちゃんの声で、マスク越しでも伝わる嬉しそうなニコニコ声でいっぱい息子を褒めてくれた。
あ~元気そうでよかった。
施設でもコロナが流行したりと不安なことも多く、わたしはいつもおじいちゃんどうしているかなと心配していた。
無事に元気でいてくれてよかった。
でも、おじいちゃんはどこにいても、どんな状況でも、あの優しいわたしのおじいちゃんのまんまだ。
久しぶりに会えたことが嬉しくて。
おじいちゃんのことを書いた、上に挙げた【祖父が83年間購読している文藝春秋とわたしのこれから】を読んでもらうことにした。
お手紙の方は、以前に印刷して渡していて、今も大切に宝物のように持っていてくれている。
文藝春秋のことを書いたエッセイは、印刷する時間がなかったので、スマホを貸して読んでもらった。
おじいちゃんは涙ぐみながら読んでくれた。
そして、最後まで読んで、
「リコちゃん つたわったよ ありがとう」
と言ってくれた。わたしも泣きそうだった。
おじいちゃんのことを書いたエッセイを読んでもらうのは、正直とっても照れくさい。ドキドキした。
でも、やっぱりおじいちゃんに読んでもらいたかった。
短い面会時間だけじゃ伝わらないわたしの想いを。
そして、これからも読んでほしいと思った。
わたしが今までnoteに書いてきたエッセイ、これから書いていくエッセイを、おじいちゃんにも読んでもらいたい。
おじいちゃんのお話以外のものも、読んでもらいたいものを選んで、プリントして冊子みたいにしておじいちゃんに届けたいと思うようになった。
「いまでも毎日文藝春秋読んでる?」
わたしの質問に、
「もちろんだよ!」
と力強く応えてくれた。すごいな、尊敬する!
本や新聞や雑誌など多くの読み物を読むことが大好きなおじいちゃんに。
わたしの拙いけれど、想いをこめて書いているエッセイを読んでもらおう。
むかし、お風呂あがりに毎日たくさんおしゃべりしたときのように。
会えなくても、そばにいるよと伝えたい。
今年の春に、気持ちを込めてやるコトが一つ決まった。
***
おじいちゃんに届けるエッセイ。
ただプリントしたものをまとめればいいかなぁ~と思いますが、なにか良いアイデアあったら、コメントなどで教えていただけたら嬉しいです(*^^*)
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