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小学校生活のはじまりにおもうこと

息子が小学校に入学した。親子でドキドキの数日間を過ごしている。

入学式には家族揃って緊張の面持ちで門をくぐった。

可愛い1年生たちの行進、凛々しい子どもたちの顔が並ぶ写真撮影、教室での初授業…どれもこれも、子どもだけでなく、親であるわたしも嬉しくてドキドキして楽しい時間だった。

あれから数日。

毎日、朝早く学校へ行く日々が始まった。

重たいランドセルを背負う息子を、ちょっぴり心配な顔で見つめてしまうが、息子は「大丈夫だよ!かるいし!」と嬉しそうに力強く歩いている。

毎朝、学校の門の前に大勢並ぶ知らない小学生の列を見て固まり、足が止まっていた息子だけど、友達を見つけると安心して走るように学校に入っていくようになった。

担任の先生は、優しそうな男の先生。ハキハキ優しそうに楽しそうに子どもたちの前で話す様子を見て、親であるわたしがホッとした。

他のお母さんによると、優しいだけでなく怒るときはしっかり怒ってくれる信頼できる先生らしい。よかった!

そんな先生が息子たちに、目を見てほしいときに、

「先生にビームを送り続けてね!」

と言ったそうだ。ゲームやアニメが大好きな子どもたちにとって、緊張していたココロがほぐれる一言だったのではないだろうか。

こうやって、楽しい言葉で子ども心をわくわくさせながら授業をしてくれるのかなぁ、とこれからが楽しみになった。同時に、わたしの1年生のときの先生はとっても怖い先生だったので、なんだか息子が羨ましい。やっぱり楽しい先生が一番!

お友達も少しずつできてきたようだ。毎日新しいお友達の名前が出てきてホッとする。

隣の席の女の子とよくしゃべったこと(【となりの席のますだくん】みたいになっちゃだめだよー息子!)

ご近所に同じクラスの男の子がいて仲良くなったこと

面白い男の子がいたこと

双子ちゃんに出会ったこと

「いっしょにか~えろっ」って言われて、今日はご近所の女の子と帰ってきたこと

近くの年上の4人組に「かわいいね~」って声をかけられ恥ずかしがったこと(きみたちもまだ小さくてかわいいよ~とママは思う)

息子の毎日は、新しい出会いで溢れている。

初めて親なしで学校から帰ってきた今日。

息子が頼もしくかっこよく見えた。

1年生はかわいいけどカッコいい。

どの子を見ていても、がんばってお兄ちゃん・お姉ちゃんになろうとしている。キラキラしている。

知らないお友達ばかりのなかに入って、経験したことのない学校の授業に胸をドキドキさせて、毎日一生懸命がんばっている。

「毎日がんばってるね!」

息子を見て、全ての子どもたちを思いっきり褒めてあげたくなった。

と同時に、とっても可愛い子どもたちだけど、わたしが子どものときに感じた気持ちを思い出すと、子ども社会もなかなか大変だったことを思い出す。

小さな学校という社会の中で、誰かを傷つけてしまったり、傷つけられたり、子どもたちは日々楽しいだけでなく色んな感情を抱えながら生きてゆく。

幼稚園までの6年間以上に、そういうことを沢山経験するのかもしれない。

息子にはできれば誰も傷つける子にはなってほしくない。でも、もし傷つけてしまったら、すぐに謝れる子になってほしい。

傷つくことがあったら、自分の傷ついた気持ちをきちんと伝えられるようになってほしいし、親であるわたしにも話してくれる関係を築いていきたい。親に言えないことは、先生や友達に。SOSを出せる子になってほしい。

息子だけじゃない。周りにいるすべての子どもたちを見ていて、ふっと思った。

「どうか、誰かを傷つけないで。もし、傷つけてしまったら、きちんと謝れる子になってほしい。どうか、辛いことがあったら、周りの誰かに相談して乗り越えて。」

自分が過ごした数十年前の小学校生活を思い出してーいまの子どもたちの小学校生活が、すこしでも幸せで純粋に楽しい思い出の日々になることを願っている。

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◇絵本【となりのせきのますだくん】




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