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第八話 ラスボスついに姿を現す 全ては自分が創っている
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これは、ダメ男に振り回され、お金に追われ
「なんでわかってくれないの!」と
悲劇のヒロインまっしぐらだった私が
自分を取り戻し、自分を生きれるようになるまでのストーリー
“自分なんて生きてる価値がない“と心底思っていた
こじらせアラサーが
“今が1番しあわせ!歳を取るのが楽しい!”と思えるようになるまでのお話を綴って行きます。
第一話 母の死と離婚 突然のお別れ
第ニ話 娘の誕生 結婚を願い忘れちゃった
第二話 娘の誕生 結婚を願い忘れちゃった ②
第三話 起業(独立) ママだってあきらめたくない
第四話 起業塾での屈辱 こんなはずじゃなかった
第五話 自分と深く向き合うタイミング 目に見えない力と古からの哲学と
第六話 適応障害 大丈夫なのに「あれ?息ができない」
第七話 リハビリ期 精神の回復 家族と自分との関係
ラスボス現る
私にとってのラスボス……。
自分の中の解放につながる鍵となりそうな予感だけはしていた。
思い当たる限り、ラスボス最有力候補はずっと好きになれなかった祖母だった。
2021年も暮れとなり、間もなく年を越すタイミングで寝入りかけた時に
ラスボスは自分じゃん
ふと思った。
この“ふと“思うことって直感的なことで、魂からの欲求だったりする。
私にとってのラスボスは、母でも祖母でもそれ以外の誰かでもなく
自分だった。
全て、『気付いて欲しい自分』が起こした投影だったんだな、というのがハラオチした瞬間だった。
世界は本当に自分が創っていた。
私は私がいちばんの理解者でいて欲しかったんだ。
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大きな気付きからの変化
2022年お正月の気付きから、何かが大きく変わった。
それまでは、表面的には、いかようにも繕えたので
【なんとなくわかってる人】というテイで過ごせていた。
でも実際は、自分に自信を持ちたいと思いつつも、周りの目が気になったり、事あるごとに自分に厳しく、自分を責めて、
こんなんだったら生きてる価値ない!と自分を虐げる。
そして自分以外の誰かになりたくて、憧れの人になりたくて、嫌われないように、取り繕うように自分を武装し大きく見せようとし続けた。
ひとり内戦
正に【ひとり内戦状態】だった。
そりゃうまくいくこともうまく行くわけがない。
本気でしんどくて、どうしたらこの闇のような沼のような、生きてる価値を感じられない世界から抜け出せるのか、そんなことをずっと考え試行錯誤してきた。
『ちゃんとしなきゃ』『迷惑かけないように』
自分を必死に律してきたことが、まさか自分の首を締め付けてたなんて。
自分で武装して自分に攻撃する。
矛盾とはよく言ったもんだ。
がっくりと脱力した。
だけどそこでまた自分の事を責めることはしなかった。
たくさん頑張ってきたよね。嫌なことしんどいことも全部乗り越えてきた。本当にありがとう。
こんな気持ち、今まで自分に対して思ったことがなかった。
私が欲しかったのはこの安心感だったんだ。
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そこからは、今までの【ひとり内戦状態】がウソのように自分を愛でられた。
鏡を見れば「今日もかわいいね」って毎回(しつこいくらいに)思うし
料理を作れば「この味付けマジで天才だわ!」と褒め称え
体があるから感じられるよろこび。嬉しいも楽しいも痛いも悲しいも全部、ありがたい。
どんなことが起きても
「じゃあここからどうしたい?」
そんな提案を自分にしてあげることができるようになった。
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前は腐るだけ腐って、立て直すまでにだいぶ時間が必要だったのに。
人っていくつになっても成長できるんだなって誇らしくなった。
何より
誰になんと思われようと自分だけは絶対自分を見離さない。
そんな風に思えるようになったことが何より嬉しくたくましかった。
ずっと誰かからの正解を探して、これじゃない、あれじゃないと足りないモノを補うようにやってきたけど、そんな必要はなかったんだって気付いた。
自分の人生は自分で決めていく。
本気でそう思えた時に
【あぁ、私はもう大丈夫】
と確信することができた。
続く▶︎▶︎ 第九話 息子の誕生 ぼんやり願ったら叶ったこと
最初から読む▶︎ 第一話 母の死と離婚 突然のお別れ
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