平成保存委員会発足
昔から「よくそんなこと覚えてるね」と言われることが多かった。
あのアニメは何歳の時に放送されたとか、りぼんの付録の内容とかセブンティーンモデルの化粧ポーチの中身とか…
特に好きなのは1997〜2002あたり。
そのころ小学生高学年から高校あたりなんですが、特に小中の頃は影響受けてるものがりぼん→SEVENTEEN(もしくはプチセブンやCUTIEあたり)なので皆が欲しいものや流行ってるものが似てるので懐かしいスイッチが似てるのかと思う。
これが大学生頃になると、CanCam読んでる人とzipper読んでる人はもはや外国人並みにカルチャーが違う。
同じサイズの分厚い雑誌JJ,CanCam,ViViでも方向性はそれぞれなのだ。
メディアが細分化すると載っているブランドも服の形も髪型も何もかもが違う。
自我が芽生えて自分で取捨選択して自己を形成していく。
その少し前が特に好き。
ネットも今ほど普及してなくて、世の中も色んな世代が同じものに熱狂しやすかったように思う。
(今は今で自分と同じ趣向の人と深く繋がれて楽しいけどね)
あの頃があっという間に20年前になってしまった。
私もどんどん日々のことに脳のメモリが埋まって歳を取っておばあちゃんになる。
そうなる前に覚えているあの頃のときめきを残したいと思った。
認知症のおばあちゃんになってもそのイラストを見たらすぐに胸の奥の懐かしいスイッチが押されるようなイラスト。
描いてて思ったのはこの頃スケルトンがオシャレとされてたなあと。
多分1999年にやってきたスケルトンのiMacが影響してるんじゃないかと思う。
最初見た時可愛すぎてお部屋に置きたい!!と思った人も多かったんじゃないかな。見たことないスタイリッシュなフォルムに未来感ある美しいカラー。
時計、文具、小物入れなどありとあらゆるものでスケルトンを見たと思う。
今はスマホという見た目は同じでそれぞれが違うアプリをいれてゲームすることが多いけど20年前はハード部分もソフトも買い換えることが新しいおもちゃを手に入れることだったと思う。
好きな人同士は知ってるではなくて、子供からおじいちゃんまで皆知ってる一大ブームはやっぱりたまごっち。
ひたすらご飯あげてトイレ流して、寝てる間こっちは割と暇でいつのまにか死んだりするゲームだけど当時は本当に世の中が熱狂していた。
Apple Watchより小さい画面の粗いドット絵の謎動物を持ち歩きせっせせっせとお世話してた。
インスタにアップして一番反響あったのがこの筆記道具。
おもちゃはアニメタイアップとかあると世代がかなり限定されるけど文房具は皆使うから与えられてる率が高く共感が強かったのかなと。
ゲームと比べたらお手頃価格だし、長く過ごす学校で色んなクラスメイトの筆箱を目にしてるもんね。
小学生女子にとって文房具ってときめき詰まってません?
どう考えてもどれもコスパ超悪いんだけど、クスッとくるようなパロディ消しゴムとかサイズもミニチュア感あってこんなのときめかずにいられない。
あんなに私の体の中をいっぱいに埋め尽くしてたのにどんどん忘れちゃうんだなあ。
きっと何歳になっても懐かしいスイッチはふと押される日が来る。
心の隅っこにある見ただけでぶわっと蘇るときめきをもっと掘り起こして形に残したいなあ。
今は大人になった皆と教室の机くっつけて笑えるような。
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