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民主経営とみんなで決めるの違い#25

どうも。ゆうちゃんです。
いつもお読みいただきありがとうございます。

長女の体調不良がズルズル続いております。熱も上がったり下がったり。今日も久しぶりに保育園に行ったものの、途中で発熱のために呼び出しを受けました。年内の登園はやめて静養することになりました。#余談にもほどがある

さて、今回の内容は組織の在り方について思うことです。私は現在福祉施設で勤めています。それなりに大きく歴史のある団体です。以下の回でも私の仕事について触れています。ぜひご覧ください。


〇責任回避が常態化している

私が所属している団体は設立から半世紀が過ぎ、組織のトップが数回変わりました。もともと福祉制度というのは戦後に徐々に発展していきましたが、個々の地域で見れば社会資源(施設やサービス等)は地域間格差があったり不足していたりします。我が団体も設立当初は資源が不足している状態で、街の中にどんどん増やしていきました。バリバリのリーダーシップを発揮し、組織の中でも物議をかもしながらも発展をさせていきました。先代が勇退され次の世代に代わるタイミングで、強いリーダーシップからの脱却と所属している一人一人がより主体的に活動にかかわって創りあっていこうという方針に変わりました。

組織の運営方針に口出しできるようになったり、一人一人が考えることができるようになった反面、副産物として意思決定の遅さや決定権と責任の所在の押し付け合いのようなものがのしかかりました。みんなで決める。〇〇さんの意見も聞いてみよう。会議は決める場ではなく、意見交換の場。同じテーマを延々と繰り返す。人手不足や業務過多と言いつつも非合理的なことは形として残されています。そもそも責任すら持たせてはくれないのです。#プレゼン力のなさよ #信用無しのお前が悪いよ

〇あるべき姿は目的によって異なるが…

組織やコミュニティにおける方針のあるべき姿は様々です。ですが、関わる人すべてがオールOKというのは幻想にすぎません。みんなの意見が反映され、素晴らしいものができたように組織内部からは見えるかもしれません。ですがそれは何の特色もない意見折衷タイプのもの。組織やコミュニティは何をやり、何をやらないのかがはっきりしている必要があります。偏愛は行き過ぎた表現かもしれませんが、偏りは必要な要素です。
ぜひこちらの木下斉さんのVoicyも聞かれてみてください。

「みんなで決めようね」ってとても良い組織風土を表しているように思わされます。ですが、意思決定の仕組みが整っていない馴れ合い状態であればあるほどに自分が責任を持ち行動する人を生まれなくさせ、なんとなくみんなこう思うよねという曖昧なニュアンスでものごとを進めてしまい、いざ問題に直面した際に具体的な行動に移すことができなくなってしまうのです。意思決定の仕組み化と、そのプロセスの透明化がどのような組織やコミュニティにおいても必要だということです。

〇のみこまれないジブン軸を持て

では、世の中の組織やコミュニティのすべてがリーダーシップを発揮できる場かというとそうではありません。個人レベルでは有能な人がいたとしても組織がその芽を摘んでしまっているケースも大いにあります。どのような集団に所属しているかということはまず一番に大切な要素です。自分の身を置いている集団の性格はよくよくつかんでおく必要があります。
さらに、その中での自分の立ち居振る舞いをどのようにするかという視点が大事。組織の風土に飲み込まれてしまうと、当初は違和感や問題意識を抱えていたとしても次第に思考停止になっていきます。主従関係が生まれ、異を唱えることができなくなったり聞こえの良いこと(ポエム問題)ばかり耳にするようになってくるともう手遅れ。そうなったときには離脱するしかないですね。絶対に飲み込まれないように頬をつねるように現実に戻していく作業と、組織外との接点を積極的に持ちながら集団を外側から見る視点を得ていくことがのみこまれないコツだと感じています。集団の意思決定と異なる考えを持っていても、自分自身の意思決定をぶらさない軸を持っていれば、なんとか大きな組織の力にも太刀打ちできそうです。

〇まとめ

現在私が所属している組織はリーダーシップを持って牽引してくれていた人がいなくなり、組織全体の求心力がなくなってきています。やっぱり求心力というのは挑戦している○○さんの力になりたいとか、一緒に仕事をしたいという人に人がつくというのが基本。今後は、

  • 意思決定の仕組み化

  • 意思決定のプロセスの透明化

意思決定に関してはこの二つをおさえつつ、関係者の意見を聞いたうえで決定権のある人が判断を下していくことが求められているように思います。今ある組織をその方向に持っていけるように私自身のジブン軸を確かに持ち、ぶらさないように学びを増やしながら組織としての最善の選択や攻めの一手につなげていきたいと思っています。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
年末年始を迎えます。空いた時間で本を読んだりVoicyを聞くなどして学びを止めないようにしていきます。
ではまた!

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