見出し画像

「知識」が壁になる

今回、同行してもらった派遣会社のお兄さん、イケメンだったし(それは、実はどうでも良いことですが)、面談、見学した保育園も、OKをしてくれたのに、今気持ちが沈んでいます。
何故かと言うと、その派遣会社の要請する契約関係の書類が、どれも高圧的なのです。
本日早速、健康診断も受けて、検体(いわゆる検便です)も指定の研究所に切手貼って送ったものの、何だか気が重くなって来たのです。
敢えて言わせてもらうと、私はこういうわけのわからない、「派遣」の世界で就業するには、知識があり過ぎるんです。
「扶養控除等の申告書」を初めての給与が支払われる前に、会社に提出すべきであることを、私は知っているんです。ダブルワークの場合は1箇所に提出するだけですが、同時に2箇所で働くわけでもないのに、今回の会社は、勤務時間が短いから、自分で確定申告をしてもらうことになる。会社で年末調整はしないから、その書類を提出する必要がないとか。そういう問題ではないことを、私は知っているし、今回また税務署に電話して確認しました。私の思っていた通りでした。
同意書の中にも、高圧的な文章が次々出て来ています。その最たるものが、管轄の裁判所は、某関西の裁判所とするということ。私が登録するのは、東京支社。本社が関西とはいえ、それはないでしょう。私は、関東の政令指定都市に住んでいます。
管轄の裁判所は、原則、「被告」の住所地らしいです。にもかかわらず、これを承知すると、私が会社に訴えられたら、関西まで出向かなくてはいけないということです。そんなー?!でしょう?
私は確かに、まとまって同じところに何年も働いていませんが、そのイケメン担当者が言うように、「いろいろなところで働いて来た」というのは、つまり「経験豊富」ということでもあるのでしょう。あちこち行って、「理不尽」に耐えきれず、転職を繰り返して来たわけですから。
私は、いきなり「保育士」になったわけではありません。もともとは中学校の先生になろうとしていたし、OLもパラパラしたし、結婚もしたし、地域の組織と喧嘩もしました。そう、ザ・裁判ですよ。戦ったんですよ、私、弁護士を立てずに法廷で。そして、勝ったんですよ。その時は、もう一生懸命法律の勉強もしましたから。
要は、私は頭に「知識」がかなり入っているんです。いろいろなものを見たり、聴いたりすると、「おかしい」ことに気づいてしまうんです。
こういうことを言うと、また語弊があるかもしれませんが、ある意味馬鹿というか、世の中を信じていられる人の方が幸福なのかもしれません。
「あれもおかしい」「これもおかしい」ことに気づいたら、怖くてもうどこにも進めないではないですか。
それが、私の今の人生です。
「知識」が「行動」にブレーキをかけようとします。「知識」が壁になっているんです。
不安を抱えながら、新しい仕事を始めるか今揺れています。辞退したら、しばらく次の仕事は見つからないかもしれません。皆さんなら、どうしますか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?