剣道という競技の特性について
はじめに
昨日、中学校の剣道の新人戦があった。そこで剣道という競技の特性について考えたことが2つある。
1つ目は、中学校の部活動だけでの活躍はありえるのか。2つ目は、剣道は幼少期(6歳から12歳ごろ)から始めるべき競技の一つなのではないかということだ。
1. 中学校の部活動だけでの活躍はありえるのか
昨日、優勝した男子の学校は玄洋中学校だった。玄洋はここ数年全国制覇を成し遂げている強豪校だ。どんな剣道をするかと注意深く見ていたが、その強さは圧倒的だった。知る人は知っているが、玄洋中学校の選手のほぼ全員が今宿少年剣道部に所属している。そして、筆者である自身も今宿少年剣道部出身だ。(小1から小6まで在籍し、その後は陸上競技へ)所作の中に今剣らしさが随所に見られた。それ以外にも、強い中学校の背後には如水館や多々良少年剣道部などがいる。中学校から剣道を始めて、活躍している選手がどれだけいるのかと疑問に思った。
2. 剣道は幼少期(6歳から12歳ごろ)から始めるべき競技なのではないか
1で話したように、中学校の剣道で活躍している選手のほとんどがおそらく、小学校から地域にある剣道クラブで競技を始めていた人たちだと思う。幼少期から始めるべきと思う理由の一つが足捌きだ。剣道は思っている以上に細かく素早い足の切り返しなどが重要となる。その動きは他の競技からは応用しづらく、剣道特有のものではないかと感じた。そしてその動きは、神経系の適応が著しい幼少期に身につけるべき技能なのではと感じた。もう一つは、体の素早い反応を求められる点だ。面がきたら、身体を後方へ反らしたり、竹刀でかわす。その他、試合中は絶えず相手の技に対して反応し続ける必要がある。これらの能力も神経系の部類に入ってくる。もちろん、筋力や持久力も勝敗を左右するのに重要な要素だ。足捌きや反応は中学からでも身につくが、それなりに時間がかかる印象だ。
中学から始めた生徒への指導はどうするか
筋力や持久力を徹底的に鍛えることだと思う。筋力と持久力はこれから成長する体力要素なのでその点で経験者を圧倒すること。そして、足捌きなどを実践に取り入れながら行うことだと思う。中学生は小学生よりも脳が発達し考える力があるので、ポイントを抑えて指導すれば成長は早い。勝つためのポイントをしっかりと抑えて指導していきたい。
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