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ルーツレゲエの名盤10選:バンド編 (入門にオススメのアルバム3枚)

こんにちは! 北海道でブルーベリー・カシス栽培農園を営んでいる道産子カナダ人農家のJustinです。ブログにアクセスしてくださりありがとうございますm(_ _)m

今回は、ちょっと音楽記事でも書いてみようかなと思います。

僕は3度の飯よりも音楽が好きな自称重度の音楽バカで、東西新旧問わず、暇さえあれば色んなジャンルを掘って、自分の価値観を粉々にぶっ壊してくれる「当たりアルバム」を発掘する探検(?)を、中学生の頃から足かけ25年近く続けてきました。(というかアルバム探しの沼にハマっているだけともいえるかもw)


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ボブ•マーリーをきっかけにレゲエの魅力に取り憑かれたのはカナダの大学に通っていた頃。

学校終わりに個人経営の小さなレンタルビデオ店で店番のバイトをする傍ら、お客さんのいない時を見計らって(割と暇な店だったので)海外のレゲエマニアのブログを片っ端から読み込み、良さそうなアルバムがあればYoutubeで視聴して気に入ったら後日CDを買うという日々を過ごしていました(仕事そっちのけ)

そんなわけで3年間ほどレゲエ漬けの日々を過ごして聴き込んだ数々のアルバムのなかで「これは!」と思った名作を厳選してご紹介してみたいと思います。

改めて今まで自分が聴き込んできたアルバムタイトルを見直してみると、やはり「どうしても外せない」作品が多く、結局頑張って絞っても20枚になっちゃいましたw なので、今回はバンド編、次回はシンガー編と前後編に10枚ずつ分けようかなと。

自分の好みというよりは、レゲエ史を語るにおいて欠かせないマストなものだけをセレクトしました

それと、レゲエと一口に言ってもたくさんのサブジャンルがあり全て包括するとキリがなくなるので、とりあえずルーツレゲエ(60年代~80年代前半の元祖系)のスタジオ録音のオリジナルアルバムに絞ってます。

で、今回はレゲエ入門に最適な「究極の3枚」をご紹介し、次回で残りの7枚をご紹介いたします。

ジャズとかロックだと「まずはこれを聴け!」みたいなセレクションって巷に溢れていますが、レゲエ(特にルーツ)は全然見かけないんですよね〜。ま、需要がそれほどないってことなんでしょうが。

この記事、別に誰の役にも立たないんじゃなかろうかと一抹の不安が頭をよぎらないわけでもないですが、これに関しては完全に自己満足でやってるのでw 好きに書いてみようと思います。最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。

Bob Marley & the Wailers / Catch a Fire



まずはやはりボブ・マーリーですが、スタジオアルバムに関していえば、レゲエ特有の煙たさや不良っぽさが一番楽しめるこちらのデビューアルバムがオススメ。

後に袂を分かつことになるレゲエ界のレジェンドミュージシャン、バニー・ウェイラーとピーター・トッシュがバックを支えているこの時代が、なんて言ったって最強で最高なのです。

(当時のシーンでダントツに凄かった天才3人が奇跡的に一緒にやってたっていうね。この感じ、なんとなくビートルズっぽいかも)



特に収録曲の「Concrete Jungle」と「Kinky Raggae」はソロ活動時代(後期)の楽曲に比べると知名度がやや低いものの、レゲエならではの背骨に響くようなグルーヴ感と絶妙なタメ感が詰め込まれた文句なしの神曲。


Max Romeo & the Upsetters




ルーツ・レゲエを聴く上で避けては通れないマストな名曲「Chase the Devil」が収録されているこちらのアルバム。

アルバムのミキシングは、レゲエ史を形作ったといっても過言ではない名プロデューサーのリー・ペリーで、演奏は彼のハウスバンド(今で言えばスタジオミュージシャン)アップセッターズが担当。

タイトル曲「War Ina Babylon」のトラックをボブ・マーリーがいたく気に入りリー・ペリーに「俺にくれよ」とせがんだものの、「マックスに使わせてあげなよ」と言われてこちらのアルバムに収録されることになったのは有名な逸話。

メロディ、歌詞、歌、演奏、ミキシング全てがハイクオリティで、ルーツ・レゲエの教科書的アルバム(ロックでいえばビートルズの「アビーロード」みたいな感じ)として多くのレゲエリスナーに愛され続けています。

The Gladiators (Clinton Fearon) / Trentchtown Mix Up



レゲエ文化の根幹を形成したと言っても過言ではないレーベル、スタジオワン出身のザ・グラディエイターズが、1976年にメジャーレーべル(ヴァージン・レコード)に籍を移し発表したデビュー作にして代表作。

このアルバムの最大の特徴は低予算で作られていること。メジャーと契約する前の貧乏時代に録音したので、ホーンセクションもなければ、キーボードもなし。しかも録音にかけられる時間もほとんどなかったためか、音の作りが非常に簡素なんですが、そのシンプルさが逆に彼らの持ち味であるメロディの美しさを最大限に引き立てています。



特に収録曲の「Chatty Chatty Mouth」は、後にソロデビューするメンバーのクリントン・フィーロンが自身のライブでも頻繁に演奏している名曲中の名曲。

(ちなみに彼は今でも現役で、ソロ転向後数多くのアルバムを発表してきましたが、どれも非常にメロディーがキャッチーで聴くやすくハズレがありません)

後半に続く↓


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