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アルバータで免許書き換え【カナダ🇨🇦】

海外あるあるなのかもしれませんが、年末年始感があんまりないので年が明けた感じがしない今日この頃みなさんいかがお過ごしでしょうか。

去年から下書きに残っていた記事を整理している1月末でございます。

カナダはカルガリーに住んで2年半、(ビザの問題があって)やっと日本の免許をアルバータのfull licenseに書き換えてきたので、今回はそのことについてまとめていきたいと思います。

注意:手続き前に最新の情報や正確な情報はちゃんと自分で公式のウェブサイトで確認したりお問合せすることを強くお勧めします。
あと一応言っておくと、トップ画は自分じゃなくてサンプルサムさんです。

書き換えについて

アルバータと運転免許のexchange agreementがある国は筆記テストや実技テストを受けないで免許の書き換えができます。そして日本もその国のうちのひとつなので、日本の運転免許を持っている場合は書き替えしたほうが手っ取り早いです。

ちなみにFull license(Class 5)と書き替えするためには2年以上の運転歴が必要で、2年未満の場合はClass 5-GDL(Graduated Driver Licensing)というFull licenseの1個下の免許と書き換えになります。
GDLからFullになるためには2年間免許停止なしで運転し、Advanced road testに合格しないといけなかったのですが、2023年の春からこのadvanced road testを廃止することが決定し、条件を満たせば2年後に自動的にFullになるとのことです。

ちなみにじゃあFullとGDLはどう違うんだっていうことなんですが、正直普通に運転している場合はあんまり変わりがないみたいです。一応GDLだと、

・You must be a probationary driver for a minimum of two years.
・You must have no more passengers than seat belts.
・You will be suspended if you accumulate 8 or more demerit points.
・You must have a zero alcohol level when driving.
・You are not able to re-class your licence to a commercial driver's licence (classes 1, 2, 3 or 4).
・You cannot serve as an accompanying driver to a learner.

https://www.alberta.ca/graduated-driver-licensing.aspx

などの制限があります。でもまぁシートベルトの数以上の人数を車に乗せてはいけないとか、飲酒運転はしてはいけないとか、初心者の運転者に教えることができない…などなので、日本みたいな感じで運転する場合にはあまり関係なさそうです。

そういえば日本の免許失効してた

カナダに住んで3年半、カルガリーに住んで2年半とかなのになんでさっさと免許書き換えしなかったんだという話ですが、コロナの影響で一時帰国ができなくて、日本の運転免許が失効してしまっていたのが理由です。

失効前に書き換えようと重ていたのですが、今度はビザの期間が少なすぎる問題で、アルバータに引っ越す前に問い合わせしたら恐らくビザの期間が少なすぎて無理だろうと言われ断念。

そしてもれなく失効していたわけですが、海外にいたなどのやむを得ない場合は事情を証明できれば日本に帰国時に更新できるので事前にどのケースなら更新できるのかを調べておくことが大事です。
最近は入国などが自動ゲートになってスタンプをもらえなかったりするので、ゲートの後に事情を説明してスタンプを貰うことが大事です(そうしないと後から必要書類が増えて面倒になる)。

Alberta health cardを更新した時にregstryの人についでに聞いたのですが、自分みたいに免許が新しくなって発行日が2年以内でも、前の免許の運転履歴書の期間も含めて2年以上であればfull licenseに書き換えできるよとのことでした。

自分はこれを見越して、2021年末の帰国時に免許を更新した後に運転免許経歴証明書を英文で発行してもらいました。

運転免許証抜粋証明

そして新しいビザが届いた11月にやっと免許の書き換えするために、日本の運転免許の抜粋証明、つまりは翻訳証明的なのを日本領事館で取得しました。例のごとく日本領事館は電話で予約が必須でした(2022年11月現在)。

領事館では免許証のコピー2枚、パスポートのコピー1枚、そしてそれぞれの原本を持っていきました。コピーを提出すると申請書を渡されて、それに記入して提出するだけです。7営業日後には抜粋証明が出来上がってるので、それ以降でまたピックアップのための予約をとってくださいとのことでした。
ちなみに料金は$25で現金のみ。受け取りの時に支払うとのこと。

領事館の人からは今の免許証だと発行からまだ2年経ってないから、初心者クラス(GDL)での書き換えになるよと言われ、日本で英文で運転履歴書を取ったんですがと伝えると、基本的には日本から取り寄せた日本語のものを領事館で翻訳して、翻訳証明をつけないと受け付けてもらえない的なことを言っていました。
自分的には最初から英文で発行してるからいけるんやないん?って感じでしたが、書き換えの時に断られたらそうしますって伝えました(領事館の人はできないとは思いますが…みたいな雰囲気でしたが)

そして、後日(2週間後に)受け取り。もちろん受け取り時も予約必須。
ちなみに受け取りの際もGDLになるよ〜。Fullが欲しければ原本を領事館に持ってきて、翻訳証明つけないといけないよと言っていました(てかまぁそれが本来のルールなんだと思います)。

レジストリーへ

ただダメもとでレジストリーへ。っていってもGDLでもFullでもそんなに変わらないし、来年アルバータはGDL制度を無くすかも?みたいなことを発表していたのでGDLでもいいやみたいな気持ちで向かいました。

そして、オフィスの人にかくかくしかじかと事情を説明すると、政府の人に連絡してみないと分からないと。今日申請して仮免許はGDLで出すけど、本免許が届くときにGDLのままかもしれないし、この運転経歴証明(のコピー)が認められればFullの免許証が届くかもしれないとのこと。

自分的にはもうどっちでも良かったので申請することに。
そして書類を提出した後に、オフィスの人が政府の人に確認してくるね!ってことでわざわざその場で電話をしてくれました。

ちなみに提出したのは以下の書類

  • 日本の免許証

  • 免許証翻訳抜粋

  • 運転経歴証明(のコピー *原本は日本)

  • ビザ

  • 住所証明

  • パスポート

  • アルバータのPhoto ID(返却されましたが免許が届いたら破棄しないといけない)

待つこと20分…今回提出した英文の運転経歴証明(のコピー)で大丈夫とのことでFull licenseを出してあげると言われました!
海外だと適当さにうんざりすることはあるけど、逆にこういうラッキーなこともあるのでバランスが取れてる気がする。

新しい免許証の期限はビザの失効後の次の誕生日までだったので、約4年分の免許がもらえることに。ちなみに料金は$77でした。

まとめ

という感じで、本来であればカナダ(トロント)に最初に引っ越した2019年の夏にさっさと書き換えておけばこんな面倒なプロセスを踏まなくてよかったのですが、当時はお金が全くなくてちょっとのお金ですらケチっていたので書き換えできるまでこんなに時間がかかってしまいました。

ただまぁカルガリーは全然まだまだ冬で自分は日本で全く運転経験がないので雪が溶けた春くらいから車を調達して運転できたらいいなと思っています。
運転しなくても現住所があるIDを持っておくのは便利なのでおすすめです。

次回、人生初の車を買うの巻…でお会いしましょう。

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