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行列のできるご焼香

秋は来ないだろう。道が記すようなそんな言葉を吐き続けて人間はみな寝台列車に飛び乗った。森羅万象の行く末なのである。これこそがタマシイの話です。くだらぬ喧騒には耳を貸さずしてなんらかの瑕疵保険を蹂躙してもなお、ここまできてもなお、得たいものを得てもなお、人生とは満ちない。満ち足りないものなのだ。

おべんちゃらおべんちゃら。気にもしねえよ。世間はそんなもん。しゃにむに掴んでは離して、あくる日を待って、ようやく地続きの地蔵が行進する。列をなす石の塊にはまた懺悔にまみれたうめき声が及ぶのかしら。あああ。あああ。車庫入れ名人の被害はもう、アスファルトに覆われた人がほら、またやってきては全力疾走で走り抜けていくのだよ。

神父さんズ。神父さんズをあやして、寝かして、流動食を食わして、目を潰して、いかんせん噴水の前でしたから。こりゃ失敬。実労働に励んでください。どうぞ。

さよならでもなくこうふくでもなく、ミシシッピ川でもなく、レンズ越しでもなく、何かサマンサタバサ風な猫のトイレがシャワーみたいに降り注いでいる平成ではね。こんな心拍数が6億をこえるようなホホジロザメはまたふすまばっかり食べてる。ふすましか食べられない。USBケーブルで充電しなきゃ泳げない。筋骨隆々なレントゲン技師ほど怖いものはない。

レストランを触るな。漫談師が来るぞ。と言われたから、なるだけ注意しているのです。阿鼻叫喚なのです。奇々怪々なのです。寿限無寿限無、孤高は売り切れなのです。しかしそりゃ専売特許だからね。彼女のもの。奪わなくても昇華しなくても砲丸投げてればいいのよ。べったべたの砲丸をね。

静粛に!と知らん奴が言ってたなあ誰だあいつ。ランドリーコレクション部の下っ端め。我修院しか来ないバーにでもいくしかないね。

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