「スコトーマ」 あなたは見たいものだけを見ている 〜AFFIRMATION「言葉」があなたの人生を決める④〜
皆さんこんにちは!じぇいです!今日も僕の記事にアクセスしていただきありがとうございます!
AFFIRMATION「言葉」があなたの人生を決めるをベースとしたnoteの第四弾になりましたね。今回はスコトーマにフォーカスした記事となっております。
・人生を有意義なものにしたい
・今の生活にどこか満足できていない
・将来に少しでも不安がある
そんな方にはぜひ読んでいただきたいです。
↓これまでのAFFIRMATIONの記事リンクです↓
AFFIRMATION第一回(全体の概要)はこちら
AFFIRMATION第二回(ブリーフシステム)はこちら
AFFIRMATION第三回(創造的無意識)はこちら
ではいきましょう!
スコトーマとは
では早速結論からいきましょう!
スコトーマとは盲点を意味しています。
「ならスコトーマなんて言葉使わずに盲点って言えばいいじゃん」って思いますよね?
ここで「盲点」ではなく「スコトーマ」という言葉を使うのには、やはり盲点とは異なる点があるからに他ならないからです。
じゃあ一体何が違うのか?
一般的に言う盲点とは、眼球に存在する暗点(見えない部分)のことを指します。
これは目の構造的に見えない部分があるわけですが、スコトーマはそうではありません。むしろ死角をイメージしたほうがわかりやすい、と本書では述べられています。
死角は本来見えるはずものが何か障害物によって遮られて見えないことを意味しますよね。
例えばホームに到着した電車が視界を遮って向こう側のホームが見えない、ということは1つの死角でしょう。
または車のバックミラーで捉えられない範囲も1つの死角とも言えますね。これらは物理的な障害物によって生まれた死角な訳ですが、何も僕たちに死角を生じさせるのはそれだけに限らないのです。
物理的な障害物以外には何が死角を生み出すのでしょうか?
それは人間の思い込みです。
人間の思い込みこそが僕たちにスコトーマ、つまり死角を作るのです。
本書では出かける直前になってカギが見つからないということを例として紹介しています。大変興味深かったので、そちらを引用しますね。
たとえば、家から急いで出かけようとしたときに、玄関のカギが見つからなくなったことはないでしょうか。あなたはこれから大切な出張に出かけなければならず、そのための新幹線のチケットも購入しています。
こんなときは、「カギがない!」という焦りがどんどん膨らんでいきます。いたずらに時間が過ぎ、焦りが募れば募るほど、カギを見つけることができなくなっていきます。
とうとう新幹線の出発時刻にどうやっても間に合わない時間になり、覚悟が決まって先方に断りの連絡を入れることになります。そして、電話口で適当な言い訳を伝えているそのときに、テーブルの上に無造作に投げ出されたカギが目にとまります。
「そこは何度も探したはずなのに!」と、大切なアポイントメントもチケット代も無駄にしたあなたは、狐につままれたような気分になるわけです。
いや〜、このような経験を皆さんはしたことありませんか?残念ながら僕は何度もあります。
本書のこの例では「カギがない」という思い(思い込み)によって、スコトーマ(死角)が発生し、本来見える範囲にあるものが見えなくなってしまっているのです。
そう、思い込みが障害物となって死角を作り出しているのです。まるでホームにやってきた電車のように視界を遮っているのです。
これがスコトーマは物理的な障害によってのみ生まれるのではない、ということです。
察しの良い方はこの辺りでお気づきかもしれませんね。
何を隠そう、この思い込みの正体こそブリーフシステムによって生み出されるものなんです。それについてこの次に述べていきます。
ブリーフシステムとの関係
スコトーマ(死角)を生じさせるのはブリーフシステム(思い込み)だ、ということを述べてきました。これこそがまさにスコトーマとブリーフシステムの関係性に他なりません。
先程の「カギがない」ことを例にとって説明しましょう。
あの状況では「カギがない!」と強く思い込むことによって目の前にあるカギを視界から遮ってしまったのです。言い換えると、「ない!」と自分に強く語りかけることによって「ない!」というブリーフを生み出すわけです。
そのブリーフによって、まさにその通りの現実(カギがない状態)を作り出したというわけです。
繰り返しにはなりますが、これがブリーフシステム(思い込み)によって、スコトーマ(死角)を発生させる。そして本来見える範囲にあるものを見えなくさせる原理です。
つまりスコトーマとブリーフシステムとの関係性とは、ブリーフシステムがスコトーマをつくり出し、見える範囲を決めているということです。
難しい話なので、もう1つ例を紹介してこの章を終えましょう。
「都会暮らしが1番だ」と言う人もいれば「田舎暮らしが1番だ」と言う人も同様にいます。皆さんにも少なからず「◯◯が1番だ」というような思いがあるはずです。
このような場合、「都会暮らしが1番だ」と言う人たちには
・家賃が高い
・自然が少ない
・人ごみにまみれる
などのデメリットが見えていません。
逆に「田舎暮らしが1番だ」と言う人たちには
・コンビニまでが遠い
・イベントがその街で行われない
・収入が低くなりがち
といったデメリットも同様に見えていません。
なぜそれぞれに存在するはずのデメリットが見えていないのでしょうか?
それは「これが1番だ」というブリーフがそれぞれのデメリットを遮って見えなくさせているからです。つまり、僕たちはブリーフシステムに従った物事(「これが1番だ」という思い込み)だけを受け入れ、それ以外のこと(デメリット)はシャットアウトしてしまうわけです。
まさに「都会暮らしが1番だ」というブリーフシステムによって、スコトーマが生じて「家賃が高い」というデメリットが目に入らなくなるというわけです。
ここまでで
・スコトーマとは何か?
・スコトーマとブリーフシステムの関係性について
これら2つについて説明してきましたが、何となくでも理解していただけましたでしょうか?
最後にスコトーマを外すことについて説明して終わろうと思います!
【小休憩】でも意外と大事なことかも?
ところで著者である苫米地英人さんはなぜ、何よりもまず人生のゴールを立てることを優先しているのでしょうか?
僕のような凡人からすると、今僕にできることをやっていく中で少しずつ成長する。そしてそこで糸口が見えたものからゴールを作って、それに向けてコミットすることが良いのでは?と思ってしまいます。
ただ、このスコトーマのことについてまとめていく中でその答えが書いてありました。その一文を引用します。
なぜなら、人生のゴールを達成する具体的な方法は、いまあなたが見ている現実世界にはなく、スコトーマがかかっていまは見えていない現状の外側にあるからです。
この文からわかるように、今自分にできる努力をどれだけやったとしても結局現状の延長線上にある状態しか手に入らないんです。
だから現状を抜け出したいならまずは人生のゴールを設定しなさい、と苫米地さんはおっしゃられているわけなんですね。
ん〜、でもやっぱり人生のゴールなんて壮大なものはなかなかすぐに考えられませんよね〜・・・。まあ、気長に頑張りましょうか・・・。
スコトーマの外し方
さて、小休憩も終えたところでスコトーマのラストパートの「スコトーマの外し方」について見ていきましょう!
スコトーマを外す方法、それは現状のブリーフシステムを壊すことです。
なぜならブリーフシステムこそがスコトーマを生み出している原因だからです。ならばその原因を取り除けば必然的にスコトーマは外せるのは自明の理ですね。その理屈は理解しやすいと思います。
もう少し詳しく説明しましょう。
こちらの稚拙なイラストをご覧ください。
先ほどの「カギがない」の例をイラストにしてみました。
この状況では
①「カギがない」というブリーフシステムがある
②スコトーマが生まれる
③カギがあるのに見えなくなる
となっています。
でも、ここで「カギがない」というブリーフシステムを壊す、つまり「カギはある」「カギは意外と身近なところにあるものだ」のように考えることができればどうなるでしょうか?
当然、見えなくなっている①の原因が消え去るので②、③の出来事も解消されるはずです。これがスコトーマの外し方であり、その先にある対象を見えるようにする方法です。
ここではあくまでもカギを見つける、という比較的小さなことではあります。
では、人生のゴールという壮大な話題となればこの原理は変わるのでしょうか?
僕は原理としては同じだと考えます。
つまり、人生のゴールが今見えていないのはスコトーマに隠れているからであり、「自分はそんな大したやつじゃない」というブリーフシステムがあるからだということです。
規模の大小こそあるものの、考え方として共通しているはずです。
ということからスコトーマを外すためには現状のブリーフシステムを壊す必要があると言えます。
それでは現状のブリーフシステムを壊すためにはどうすればいいのか?
それにはアティテュード(態度)を変えることが効果的だと本書で述べられています。
「おいおい、またも横文字かよ・・・」と思われた方、
今回はもうこれ以上深掘りしませんので我慢してください笑。
アティテュードを変えることについては次回のセルフトークについてのところで述べていきますので、そちらをお楽しみにしてください!
少しだけ触れておくと、現状のブリーフシステムと真逆の立場や考えをとることがアティテュードを変える1つの方法です。
すでに述べたように「カギがない」→「カギはある」という感じです。
これがアティテュードを変えることであり、これにより「カギがない」というブリーフシステムを壊すことができる。その結果スコトーマが外れて、カギを見つけられるようになる、というわけです。
と、これ以上語るとあまりにも長くなりますので、ここまでにしておきましょう!
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?個人的にこの本で1番好きな原理のスコトーマについての記事だったので、ついつい長くなってしまいましたね。
では今回も振り返りをしていきましょう!
スコトーマとは
盲点のこと。死角をイメージするとわかりやすい。見えるはずのものが見えなくなる。
ブリーフシステムとの関係
思い込みであるブリーフシステムによってスコトーマが生じる。そして対象物が見えなくなる。
スコトーマの外し方
大元の原因であるブリーフシステムを壊すことこそがスコトーマを外すことにつながる。
今回の記事があなたの生活向上の一助となれば幸いです!
ではまた!
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