【異文化】若手作家の小説にうまくハマる秘訣は、異文化交流?
最近、若手の作家の作品に
なかなか、うまくハマれない。
彩瀬まるさん、
伊吹有喜さん、
渡辺優さん、
山内マリコさん、
芦沢央さん、
相沢沙呼さんなど新進若手の
作品はどうもページが進まない。
若い作家が属してる空気、
若い作家が抱いてる意識、
そうしたものが、
世代ギャップのせいか、
私のメンタルとシンクロしにくい。
自分より年上の作家の
人間観や人生観は
非常に鍛練され、練られ、
熟してることが多いから
信頼して読み進められます。
同じ世代の作家になると、
作家によるかなあ。
そんな事を言ってるうちに
若手作家の小説には
なかなか入り込めなくなってきた。
私の最近の文学的な悩み(笑)。
そんな話を文学畑の編集者に
相談したんです。
彼女も年齢は私と似たり寄ったり。
すると、その編集者は
若手作家を読む時は、
「異文化交流」だとか
「世界探訪調査」だと思って
読んでますよという。
なるほど~。
異文化交流だと
思えばいいのかあ?
文化人類学の調査で
アマゾンの住民に
接していくように、
自分では理解しにくい
人たちに接するんだと
思えばいいんです。
なるほど~。
小説を読む時には、
自分の違和感や意識と
しっくり馴染んだり
共感できる作品を探し、
読んでいましたが…。
そっかあ?
若手の作品には、
そうした気持ちではなく、
価値観も違う異文化の人の
世界を訪問するつもりで
読んで行けばいいんですね。
自分の価値観の鍛練とか
違和感の正体を解くために、
という目的は一旦
捨てて読む。
異文化交流のつもりで。
このやり方ならば、
新進作家の小説も読める
ようになるかもしれない。
もう20年離れてる人とは、
異世界のつもりで接する。
これは、リアル世界での
若い人とのやり取りにも
きっと重なりますね。