見出し画像

【読書】働いてると、なぜ人は本を読めなくなるのか?

『なぜ働いていると
本が読めなくなるのか』

最近出た、
集英社新書のタイトルです。
著者は、三宅香帆さん。

このタイトルを見た瞬間、
うわあっとなりました。 
やられたあ。
というか、私は愚か者だあ。
 
なぜ私は今まで、
素通りしてきたんだろう?
そうした悔しさ、いや著者の見事さに
すっかり脱帽でした。

たしかに、
現代人は学生時代には
それなりに本を読みますが、
社会人になり、働くようになると、
ほとんどは、本は読めなくなります。

それは、もう
太陽が東から出て西へ沈む、
というのと、
同じくらい自明の理でした。

少なくとも、
上記のタイトルを見るまでは。

上記の新書は、
そうやって自明の理にしてきた
「常識」を
あえて、疑っていったのです。

いつも、自分では、
自明の理をも疑うところから
思考は始まると、
言い聞かせてきました。

なのに、私は、
「社会人は本を読めなくなる」、
という「常識」を
一度も疑うことをしなかった。

これこそ、知性の欠如!でしたね。
(汗)。

この新書の著者は、
働くという行為や環境の中に、
本が読めなくなる原因が
あるのではないか?と気づいて、
様々な社会学の本や研究を読み、
労働と読書について、
追求しながら、
こんなに素晴らしい企画に
たどり着けたのですね。

まだ、目次しか読んでいないため、
この著者の思索の旅が
どんな風に素晴らしいかは
わからないので、何とも言えませんが、
この企画自体は、  
とても素晴らしい着眼点ですよね。

今まで私は、
さも当たり前の話として、
社会人になり働く→
→読書しなくなる、
という思考の流れに疑問を
持ったことがありませんでした。

もはやnoter失格です(汗)。

いや、諦めるのはまだ早い。
この著者がたどっていない
別のルートがまだまだあるかもしれない。

よし、私も常識を疑いながら、
思考をしていきたいぞ。

なぜ、人は働くようになると
本を読めなくなるのか?

これはとても重大なテーマに
思うからです。

この記事が参加している募集

新生活をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?