【note】人がnoteを書く理由は同人誌スピリッツ?
今、Twitterでは
「商業BL」と「二次創作BL」の
違いについて、議論が盛んです。
私の会社にもBL編集部があるので、
BLのデリケートさは多少は
知っていましたが、いやあ
まだまだ商業BLをよく思ってない
マニアがたくさんいらしたのですね。
商業BLはいかにもビジネス的な
作品作りやタイトルは避けるし、
販売促進プロモーションも、
普通の漫画編集部とは
ひと味もふた味も違う。
とにかく、ずっとアングラで
作られてきた気高い誇りを大切にする。
出版社的には、
二次創作の同人誌の書き手は
人気が高まれば、
商業雑誌から声をかけられ、
商業雑誌に移るのが
プロになるプロセスかと
うっかり考えがちですが、
ピュアな同人雑誌の書き手に
そんな話をしたら、
めちゃくちゃ叱られるか、
軽蔑されるのがオチですね。
ビジネスとして書く行為には
ギャラ、お金が対価になる。
もちろん、商業であっても
文学や漫画や評論を創作するのは、
困難だし、尊い行為です。
でも、お金がなくても書く、
あるいは、お金は商業誌の
原稿料の半分や3分の1が
BL同人雑誌では通常レート。
それで書いている同人作家は
お金以外の何かを書く動機に
しているのでしょう。
そこには、デリカシーがない
私みたいな者が論じられない
サンクチュアリさを感じます。
ギャラがない&少ないで言えば、
昔の文学者も似ていました。
よく国語の教科書では
作家の誰それは雑誌『○○』を
創刊したとか寄稿したって
年表で習いましたが、
その雑誌はたいてい、
100~500部単位の同人誌
だったんですよね?
文学オタクが集まり、
持ち寄った作品を、
同人雑誌に作ってた訳で、
国語の教科書では
威張った顔した文豪たちも、
今のBL同人作家と、
中身は同じだったんですね。
当時は漫画もゲームもラップもなく、
若い人が夢中になる対象と言えば
文学だった…ただそれだけ。
彼らも、もともとは、
立派な事を言おう書こうと
していたのではなかった(笑)。
面白いことがしたかった。
ピュアなオタクだったんです(笑)。
まだ文学が権威をまとう前は…。
面白いことがしたい。
今私がnoteを書いてるのも
ただ、それが動機です。
はい、お金が目的ではありません。
ちなみに、出版社から連載しないか
声掛けされたら、うーむ、悩むかな?(笑)
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