【テレビ名言】努力は夢中には勝てない！

『努力は夢中には勝てない』

最近、いつになく心を
鷲づかみされた言葉でした。

先々週でしょうか、　
テレビ『激レアさんを連れてきた』
という番組で聞きました。

今ならテレビ朝日の
公式動画ユーチューブで
見られます。

上記の名言を言い放ったのは、
女優・石原さとみです。

ちょっと不思議ですが、
紛れもなく彼女が言った言葉です。

それは、
ある女性が、ダイエットのために
ジムに通ううちに、
トレーナーの言うがまま
日々トレーニングしていたら、
パワーリフティング部門で
日本代表になったり、
更には、アジア大会２位になった、
というお話の時でした。

毎度200キロ前後もの
思いバーを黙々と上げる、
この競技は、集中力が
大事だそうで、
彼女はひたすら
500ミリグラムずつ
重いものに挑戦していったそう。

素直にトレーナーに言われた通りに
バーをあげる彼女の武器は、
その素直さにありました。

高いジムで、
高いトレーナーに付いて、
パワーリフティングを極めるんだ、
なんて、野心も計画もなかった
普段は美容師として働いている女性。

そんな自分がどうして、
選手権大会に出るのか
最初はそのことも彼女は
あまり理解していなかったらしい。

しかし、彼女は確実に強くなった。
黙々と強くなった。

そんな、かなりの激レアさんに、
オードリー若林の隣にいた
ゲストの石原さとみが
冒頭のような言葉を言ったのです。

努力は、夢中には、勝てない、と。
努力家は、がんばっている。
がんばってる行為とは、
何かに耐えている訳ですが、
夢中の行為は、
何にも耐えていない。
無我夢中の、無償の行為。
それに勝るものはこの世にはない。

私は、へええ？と感じました。
石原さとみはきっと
自分は努力家だと思っていて、
これまでの女優人生で、
夢中に演じている俳優さんに
勝てないと感じたんだろう。
負けたと自覚したんだな。
嫉妬したんだろう。
羨望したんだろう。

そうでなければ、
こんな名言はなかなか
とっさには出ないはずでは？

もしかしたら、
台本でも用意したのだろうか？
でも、この言葉を放った前後の
彼女のトークは
かなりな熱量がありました。
台本を諳んじたにしては熱かった。

たしかに、
努力は時には報われる場合も
あるかもしれない。

でも、どんな努力も、
無我夢中の前には、
無力にちがいない。

なぜなら、
無我夢中は、
勝とうというような企みが
含まれていないからです。

『努力は夢中には勝てない』。
勝ち負けを超える誰かの姿ほど
力強いものはないでしょうね。