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【本の値段】文庫1980円は高いか?妥当か?

今日は、帰りがけに
神保町の書店に立ち寄り、
更には、地元の烏山駅でも
駅前の書店に立ち寄りました。

先週後半は風邪を引いてしまい、
なかなか立ち寄れなかったから、
今夜は足が痛くなるまで、
本屋をブラブラしました。

今日は収穫がありました。
大好きな戦後作家の巨人・
小島信夫の作家論集が
今日、発売だったんです。

大好きな小島信夫。
しかも、小説ではなく、
小島信夫ならではの、
夏目漱石論、
森鴎外論、
島崎藤村論、
石川啄木論、
高浜虚子論、
有島武郎論、
正岡子規論が、
一冊に集められた
ちょっと分厚い評論集です。

大作家について、
どんな観点を持って、
小島信夫は観察していくのか?
きっと大いに学べるに違いない。
これは買いだ。
定価は1980円ですが、
戦後作家は、明治文豪を  
どう見ていたのか、
たくさんのヒントがあるはず。

それにしても、
定価が1980円とは
う〜ん、高いですね。

おそらくは、他界して20年近く過ぎ、
支持層も減っている小島信夫。
しかも小説ではなく、
文豪の評伝集。
これが小説ならもう少し売れると
予測を立てたろうに。
評論だから、
小島信夫好きな人しか
買わないとしたら、
1万部は出せないかあ…。

せめて5千部なら出せそうか。
いや、いくらなんでも、
戦後作家の巨人なんだから、
初版は、6千部か7千部かしら?

村上春樹なら、
文庫の初版は、 
100万部は行くでしょうから
村上春樹の文庫は安いんですよね。

初版が何万売れるか?
見込みが厳しい場合は
1万部以下になるから、
どうしても初版の定価が
高くなるんですね。悲しい。

でも、今回出た小島信夫の
『私の作家評伝』が万一
3千円でも、買いますかね。
では、4千円なら買うかなあ?
そこはちょっとためらうかも(笑)。

でも、復刻にチカラを入れている 
中公文庫やちくま文庫なら、
これからも
戦後作家や戦前作家たちの
埋もれた名作やエッセイ集を
出していくでしょう。

1980円ということは、
吉野家で牛丼が5杯は
食べられるんですよね。

うん?あれ?
吉野家で牛丼5杯ぶんで、
戦後作家の評論集が買える、
という方が値打ちがあるような。
これで、一週間はこの論考集で
ワクワクな夜を過ごせそう。
  
それから、今日は
中を開くのがワクワクするものを
もう一冊、買いました。
54歳のおじさんが買うにしては
ヤバいかもしれませんが、
2月半ばに発売された
『乃木坂 5期生 写真集』を
買ってしまいました(笑)。
定価2400円。

発売前からずっと気になって、
Amazonのレビューを
毎日見ていましたが、
賛否両論で、なかなか手が出ない。
それに、乃木坂の5期生というと、
ほとんどが10代の女子です。
私からしたら娘?いや孫?に
当たるような子たちの
写真集を買ってしまうとは?
キモいかなあ(汗)

かなり頑張って、今日まで
買わないようにしてきたけれど、
今日は気が緩んでいたのか、
烏山駅の駅前書店で
あっさり買ってしまいました。

その駅前書店は、
何が魅力かというと、
とにかく掃除が行き届いて、
店内がキレイなんです。
店内が汚くて、ホコリが 
目につくような店は
やっぱり流行りませんよね。
本屋さんが無くならないための
最大の対策は、
キレイであることなんですね。

あ、話が逸れました。
アイドル写真集を買ってしまった
おじさんのキモい話でした。

結婚してる男性や
娘さんがいる男性なら、
乃木坂の5期生の写真集なんて、
買って家に持って帰ろうものなら、
きっと変態扱いされるに違いない。
ヤレヤレ。

そんなアイドル写真集を
こっそりではなく、堂々と
買えることに関しては、
独身オトコは気楽に出来るから、
幸せかもしれない(笑)。

今日はその他にも、
ポールオースター『孤独の発明』
長田弘『私の好きな孤独』
江藤淳『なつかしい本の話』を
勢いづいて、買いました。

変態であり、
戦後作家好きであり、
詩人長田弘好きであり、、、、。

一人の人間には、
何人もの人格が入り混じり、
ミックスされている、、、、
ということでしょうか。

さあ、自宅に着きました。
乃木坂写真集でドキドキしようか?
小島信夫の評論でワクワクしようか?

 

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