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【読書】本がどんどん読める秘訣がわかりました?

私には奇妙な確信がある。
急に過呼吸になっても、
いきなりガンの告知をされても、
職場でリストラされても、
大金を道中で失っても、
ある程度大き目の書店の、
新潮文庫の棚の前に立って
書棚を眺めていると、
心が安らかに健やかになる、なれる。
1時間、新潮文庫の書棚の前にいろ!
といわれたら、トイレ以外は
なんの問題もなく、ずっと
立っていられる気がします。
見てるだけで心がスッキリするから。
ほとんど変態かもしれない、笑。

ところが、
さあ、本を開いて読み始めると、
今度はダウナー系の神経作用で
気持ちが落ち着いてきます。

作家が生み出す世界というのは、
ちょっと気分が低めなのか?
鎮痛剤的な成分があるというか?
そうして、その効果に浸り
どんどんと本の世界の中へ中へ
いざなわれていきます。

そういえば、徹夜ばりの仕事で
頭が変な意味で冴え冴えしている時、
イライラ、ピリピリしてる時には
しっとりした純文学はどうも
読めなかったですね。
そんな時は、スノッブな雑誌でも
眺めるしか脳が対応できなかった。

ははーん、そうかあ、
だから、仕事でバタバタしてると、
いい本にきちんと体が入って
いかなかったんですね。

本がどんどん読めるモードもあれば
本が全然読めないモードもある。
それが今まで疑問だったのですが、
やっとその理由が分かりました。

ダウナー系の神経作用を欲してる時は、
本がばりばり読めていくんだあ。
副交感神経が高まってる時ですね。

なるべく、そのモードで
いたいなあと思うのですが、
キープするのは意外にできない…。

交感神経が高まって、
妙に興奮している時は
アッパー状態にあるわけで、
こんな時は、本の世界になかなか
入ってはいけないんですよね。

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