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【人生】人生、何度くらい迷路にぶつかるんだろうか?

私たち人間は、
人生を生きる上で、
何回くらい、人生の迷路に
ぶつかるんでしょうか?

また、迷路にも色々ありますね。
自分から進んでいった迷路や
気がついたらハマッた迷路や。

また、人生の迷路というのは、
シンプルな選択肢でもないですね。

最初の漫画会社を止めて
イタリア料理修業に失敗した時、
あの時の袋小路さは
半端なかった。

noteらしく書くなら、
そんな迷路から救ってくれた
言葉や作家、作品を
あわせて書くべきなんでしょうが、
運悪く、当時どんな本に
救われたか?
羅針盤にしていたか?
よく覚えていないから、
かっこ良いことは書けない(汗)。
枕元に置いていたのは、
漫画家・近藤ようこさんの
ヒリヒリするような、
葛藤しながら毎日を生き続ける
作品ばかりでした。
あと、宮本輝の恋愛小説も。
宮本輝の前半の作品は
あらかた読みました。

その次に入ったベンチャー系の
自己啓発メインの出版社では、
入社そうそう周りがどんどん
会社を辞めていったから、
これはヤバい所に来てしまったな、
と、日夜不安でしたが、
鈍感なせいか、
忙しかったせいか、
辞めるつもりはなかった。
その頃は、江國香織さんの
作品を夢中で読んでました。
甘いセンチメンタルな世界観が
私を救ってくれました。

迷路という意味では、
今の会社で、
5年前にうつ病で倒れた時が
いちばん苦しんだかもしれない。
もうあとはない、
回復しなかったら、クビだ。
いや、そんなことは二の次で、
私はまず自分がこのまま
発狂して狂人になるのが怖く、
ひたすら、河合隼雄さんの
心理学の入門的なエッセイを
片端から読み漁ってました。

常人で踏みとどまりたい、
ただ、その一念で、
1年半を過ごしてました。

職場に復帰してからも
その狂人になる不安は去らず、
それゆえ、色川武大の名作
『狂人日記』や
ゴーゴリの『狂人日記』も
読まずに逃げてきました。

そんな時期に私をやさしく
くるんでくれたのは、 
学生時代に読んだ、
遠ざかって久しかった
夏目漱石や太宰治でした。

うつを経て、
仕事だけの人生から脱出するため、
自分を取り囲む世界をはじめて
裸眼で見た結果、
漱石や太宰に立ち返るしか
なかったのです。

人生は、右肩上がりにばかり
進んではいかないことも、
この時期に痛感しました。

結局、今はまだ
その延長線上にあるから、
人生の迷路の真っ盛りにいる、
と言ってもいいでしょう。

やれやれ。まだ迷路の中か。

逆にこうも言えますね。
長い人生において、
迷路じゃない時は、
どれくらいあるのかどうか?

また、こうも思うんです。
人生の迷路は、人生の旅の途中!
なんじゃないかしら?と。

明晰な頭脳と、
果敢な判断力や行動力で生きれば、
迷路になんてならない、と
豪語できる人は一体、
何人いるでしょうか?

迷路なんてなかったという人は、
迷路を通る時に気づかなかったに
違いない。

迷路は見ないタイプもいるでしょう。
でも、私は迷路の風景を
しっかり目に焼き付けておきたい
タイプみたいです。
人生に起きることは全て
感じて、見て、知っておきたい。

あなたなら、どちらのタイプが
良いですか?

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