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【ラブレター】年賀状はラブレターでした。

昔、昭和50年代の頃。 
私の中学校時代、年賀状は
ある意味、恋のラブレターでした。

40年前では、
クラスメートの住所録が
学校で当たり前に配布されてました。
(今はしないでしょうね)

男子の友人同士でも、
誰から年賀状を貰うか?
また、貰えないか?
また、全部で何枚になるか?
ドキドキしたものでした。

なにより、
年に一度、 女子に対して
堂々とハガキを出せるチャンスで、 
私は、片思いの女の子に
毎年、年賀状を、親に隠れて
出していました。

あの年賀状……
もらった女の子は
気まずかったでしょうね。
正月そうそう、
「好きです!つきあって下さい」
なんて書かれたハガキが舞い込んで
家族に見られでもしたら…。

私は、中学最後の年、
これが最後だからと思って、
3人の女子に「好きです」と
いう年賀状を出しました!
調子に乗りました(笑)。

それがまた、あとから気づけば
3人の女子が仲良くて、
3人に出したのがバレたみたいで、
年明けてから学校で会っても
気まずい顔をされました。

あああ、馬鹿でした。
中学校から片思いばかり(笑)。

出すなら、せめて、
年賀状に文章を書いた最後に、
「この告白は秘密にしてね」
と書いておいたら良かった。
いや、それは逆効果ですかね?
汗。

だめだ、52歳になっても
未だに男女の機微がわかってない。

そういえば、
後から返事代わりの年賀状は
送られてきたんだっけかな?

あ、一枚だけ、戻ってきました。
ただ、あくまでシンプルな
明けましておめでとうございます、
しか書かれてない奴、、、、

貰った年賀状は
その女子の手描き文字が
身近にあるのが嬉しくて、
一年くらい手元に記念に
持ってました。

もちろん脈はないのは
わかってたんですが、
いや、もしかしたら、
なんて、、、、。

うん、だめだ、絶望的に
男女の機微がわかっていない。

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