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【本の未来】紙の本は生き残れるの?

紙の本は値段も高くなってきた。
初版での売上予想が少ないと、
少部数の本の定価は、
最初の値段設定は割高になってしまう。

それは、出版社や取次(問屋)の言い分。

通常、本は、
著者が10%
本屋さんが20%
残りを、出版社と問屋(取次店)で分けてる。
ちょっと、出版社が貰いすぎ?

でも、政治家が議員削減をしないように、
出版社と取次店が自分たちの利益、
「取り分」を守ってるから、
紙質を下げたり、著者印税を数%下げたり、
苦肉の策に必死。

でも、出版社と取次は
昭和時代に取り決めた取り分を
令和の今も変わらず、取っている。
本が高いのは、その辺りが問題です。

ただ、紙の本でも、
定価が高くとも熱心な読者が
予想される本は、高くして出版してる。

「紙の本」文化を守ろうとする
良心的な出版社が健在なのは嬉しい。
国書刊行会やミシマ社やみすず書房、
河出書房などなど。

文藝春秋など大手出版社でも、
ごくたまに価値のある翻訳本を
3000~5000円で出してる。
ギリギリな値段設定だが、
価値がある本なら、
「愛本家」に買って頂けるから出す。
そんな時代になってきた。

エンタメ分野の紙の本は、
青春小説からミステリーまで
値段はきっと益々高くなる。
「たまに本を読む」レベルの人は、
紙の本からは離れてしまいます。
デジタルで買う。

でも、これから、
造本技術や印刷技術で
新しい開発や進化が起き、
紙の本に、デジタルには無い
新しい価値が増えたら、
紙の本にまたお客さんが
戻ってくるでしょう。

造本のテクニックや技術が、
明治、大正、昭和時代からほとんど同じ…。
という事自体がびっくり。
紙は伝統にあぐらをかきすぎた…。

漫画の本も、今売れる主流はデジタル。
紙の漫画本は、あまり工夫がない。
昭和から止まっている。

ワクワクする工夫やおまけや特典が
何かつけば、またきっと
お客さんが紙に戻ってくるぞ!

印刷機を発明したグーテンベルクも
びっくりする技術革新が
今、紙の本にもあったら!!

デジタル書籍は、短期間で
こんなに凄く進化して、
ますます日進月歩の勢い、
読み易さがどんどん追求されてる。

紙の本も、グーテンベルクに匹敵する
新しい技術革新があったら、
きっと生き残れるに違いない…。










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