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【文学賞】有吉佐和子文学賞が新設。エッセイ募集中。詳しくは…

今年一番のニュースだ!

まだ今年も始まったばかりだけど、
とにかく見た瞬間、
全身で感動しました。

「有吉佐和子文学賞」という
文学賞が設立されました。

有吉佐和子といえば、
昭和を代表する作家で、
ここ数年、ドラマ化されたり、
何かと話題によく上がっていますね。

主催者は和歌山市だそう。
そこはちょっと、
和歌山出身者として、
選考のセンスが既に心配だけど(笑)、
おっと、余り余計なことは
言わない方がいいですね。

応募内容がまたびっくり。
エッセイを募集するとのこと。
400文字原稿用紙で、
2枚以上、5枚以内という。

マジか?マジか。
原稿用紙5枚以内で
エッセイを書けとは、
まるで、高校生の国語の作文みたい。
きっと早熟で優秀な女子高生が
賞をかっさらっていきそうだ。

で、内容はなんでも自由とある。
なんだか、拍子ぬけしてしまった。
もちろん、有吉佐和子に関してなり、
また、和歌山市や和歌山県について、
面白いエピソードや記憶を
書いたら理想なのは間違いない。
でも、全然、有吉佐和子や和歌山に
関連しなくても良いんだそう…。

締切は、3月15日必着。
資格は、中学生以上とある。

私は普段は、noteでよく開かれる
コンクールやエッセイ賞みたいな
どこかの企業や団体が主催のものには 
どうしてだか、
応募したくない心理が働いて、 
今まで一度も文章を応募したことは
なかったのですが、
今回は、出身地の和歌山が
主催であること、
また、好きな有吉佐和子の名前が
冠していることもあり、
このエッセイ賞には
ぜひとも応募したいと思いました。

小説でないなら、
私にも多少、可能性はあるでしょう(笑)。

それにしても、
あの田舎者臭くて愚直な県民性の
和歌山が、こんなイキな文学賞を
設立するなんて、
和歌山出身の人間としては、
本当に意外でびっくりでした。

さて。どんなエッセイを、
書こうかしら?

今、パッと思い浮かぶのは、
「笑っていいとも」の
テレフォンショッキングに
現れた有吉佐和子だ。
タモリをタジタジにするほどの
マシンガントークで
スタジオを爆笑させていたのが
私が知る有吉佐和子の
唯一の記憶なのですが、
作家としては、
優秀過ぎるほどの社会派作品を
何冊も残したというに尽きますね。
公害を描いた『複合汚染』
人種差別を描いた『非色』
近年田中みな実が演じたミステリー
『悪女について』
老人の認知症を描いた『恍惚の人』
不倫を描いた『不信のとき』
江戸末期の医学をテーマにした
『華岡青洲の妻』など名作ばかり。
他にも『青い壺』『紀ノ川』などなど。
これらの何がすごいかというと、
今でも読めること、
読めてしかも、面白いことです。

1984年に他界しているのに、
ちっとも作品が古びないとは…。
何がそうさせるんでしょうね?

さてさて。
3月15日必着で
どんなエッセイを書いて
応募しようかしら?

博識の有吉佐和子は
今の日本を見たら、
どんな風に感じるでしょうね?

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