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【育児】おばあちゃん子はグレないという教育論…

お母さん子、お姉さん子、
一人っ子、テレビっ子、
色々な子供時代がありますが、
私は、おばあちゃん子でした。
小学時代、父も母もよく
入院を繰り返してたから。

その頃(40年前)は、
おばあちゃん子は、かなり
恥ずかしかった。
回りは若いお母さんのカラフルな
お弁当なのに、
私のお弁当は煮物だらけで
いつも茶色一色だったから。

40年前の和歌山の片田舎は、
高度経済成長の真っ最中で、
「普通」な生き方でないと、
すぐ変な目で見られましたね。
当時を思うと、今は本当に
生きやすくなったなあ。

それに、最近はおばあちゃん子って
羨ましがられるというか、
恵まれた環境という空気ですよね。

「おばあちゃん子」でいつも
思い出す言葉があります。

父は中学校の生徒指導係だったため、
夜、生徒のおばあちゃん達から
家に電話がかかってきました。
「今、うちの孫が暴れていて、
助けに来て下さい」とか
「うちの孫がシンナー吸出して、
私では言うこと聞かないから
先生、止めに来て下さい」

そんな時、父は電話でも
「おばあちゃん、○○はね、
おばあちゃんに育ててもうたから、
芯が優しい子だよ。
おばあちゃんと一緒に大きくなった
子どもは絶対に、一時グレても
必ず真っ直ぐな子に戻るから」

父は「おばあちゃん子はグレない」
という独自の教育観を持っていた。
それが、慌てるおばあちゃんを
宥めるためのセリフには
どうも思えない。
その考えは、私も50年生きてきて、
当たってるように思えるんです。

思春期に、おばあちゃんと
いつも一緒だった事を、
カッコ悪いとか感じて、
リアルタイムで感謝を
おばあちゃんに伝えてない事を
今は後悔してますねえ。

おばあちゃんの煮物や漬け物や
手作りの梅干し、本当に美味しかったな。

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