パクチーが育ってきた
やっと秋らしくなってきた。タイハーブの栽培を進めているが最後の種まきを行い、パクチーが芽を出して来た。タイの貧しい農業地域から昔働いて引退したコックさんを招聘し、農園拡充とタイ料理の原点回帰を始めている。
今の敷地には、あと50坪くらいの農業用地があるので、春過ぎにはタイハーブのフランチャイズのお取引先への安定的供給も可能になると考えている。
パクチーはカメムシの様な臭いが独特で苦手な人も多い。江戸時代から亀虫草と呼ばれ解毒剤として使用されて来た。根の部分は「タイ風おでん」パロー の出汁として使用する。茎はクワンチャイでは千切りにしてパクチー海老炒飯として提供、茎と葉を使いパクチージェラートも自社生産している。
葉はタイ、ベトナム料理に多用され解毒剤として衛生管理の意味がある。
今やバーツ高と円安の定着で、バンコク在住のタイ人コックさんのギャラが高騰していて日本では到底支払えない。10年前の円対タイバーツの価値差は7倍くらいあった。今や価値差はほぼ同等。昔の100万円が今や15万円の価値しかない。政治屋の無策が齎した日本の凋落が貨幣価値に現れている。
しかし、日本以上に貧富の差が激しく、タイの田舎や隣接国のラオスは貧しい生活を送っている。彼らを日本に招き、タイやラオスとは異なる欧米諸国の衛生管理や先進的な調理法や旨味の概念を教えて、協力関係にある先鋭的なタイ料理店に派遣する計画だ。これでWIN WIN WINの関係構築だ。
僕は将来は自家有機農園で育てたタイハーブや野菜や鶏を使った料理を提供できる郊外で、僕が育てた心優しい素朴な仲間と暮らしたいと考えている。出来れば高校生時代にアニメ制作を始めたが夭折してしまった、その夢を美味しい空気を吸い、健康的な料理を食べながら再現したいと考えている。