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『外資系コンサルから学ぶロジカルシンキングと問題解決の実践講座』出版

「ロジカルシンキングを知ってますか?」

この質問にあなたはどう答えるでしょうか。

 「言葉は聞いたことがある」
 「なんとなく知ってるけど詳しくはない」

そう答える人はかなり多いのではないかと思います。自分の中でなんとなくイメージがある、いくつかやり方を見聞きしている、でもそれを仕事に活かせていると明言できるほどの自信はない、というレベルです。

そういう人にはこの本はとても役に立ちます。私がこの本に込めた願いは「あなたがロジカルシンキングを実践で活かせるようになること」です。そうなるために最も大事なことを書きました。

 「もちろん知ってます、いつも使ってます」

すぐにそう答えた人にもこの本はとても役立ちます。それは自己実践という意味ではありません。あなたの周りの人がロジカルシンキングを実践で活かせるようになるために、あなたがサポートできることをこの本に書いています。

ロジカルシンキングは、一人だけで実践しても効果は限定的ですが、チーム全体で実践できるなら、複雑で手間のかかることでも素早く解決できるようになります。

この本の目的

この本はロジカルシンキングで「整理」すること、ロジカルシンキングで「問題解決」することだけに焦点を絞りました。

企画当初、この本は「ロジカルシンキングを鍛える」ことをテーマにしていました。しかし、ロジカルシンキングを鍛えて何をするかと考えたとき、ただ2つのことが頭に浮かびました、

1つめは、筋道を立てて情報をわかりやすく「整理」することです。たとえば、複雑な情報を分析して示唆を取り出すこと。コンサルタントが日々やっているこの仕事は、集めた情報をうまく整理できなければいけません。自分の考えをまとめたり、それを誰かに説明したりするにも、情報を整理する力が必要です。

2つめは、困っている状況を「問題解決」することです。仕事上で困っていることが見つかったら、どうやって解決するか考えて、状況を改善する。これもコンサルタントが日々やっている仕事です。問題を発見し、解決すべき課題を特定したら、それを解消する施策を立案して実施する。ここまでをワンセットで取り組むには、問題解決する力が必要です。

この2つの観点に絞って知識の理解とケーススタディの実践に取り組むのが、最小で最大の効果を生むロジカルシンキングの勉強方法です。

今までロジカルシンキングの本を手に取っても身に着かなかった人、今よりさらにロジカルシンキングを使いこなしたい人にとって、この本があなたを成功に導く武器になると確信しています。

この本の読み方

この本は2軸思考にもとづく5章構成です。

ロジカルシンキングはモノゴトを論理的に整理するやり方です。手段であって目的ではありませんから、何のためにロジカルシンキングを使うのか、よく考えて用いる必要があります。

本書では、ロジカルシンキングの目的をまず2つ想定しました。

1章と2章

1つは「整理する」こと。雑多に並んだ情報を整理することで、そこから意味のある示唆を取り出すことができます。これらは、基本の解説と応用的な練習問題を1章と2章に書きました。

3章と4章

もう1つは「問題解決する」こと。問題を分析して課題を取り出し、その課題を解決するための施策を立案することで、問題を解決するための筋道を示すことができます。これらは、基本の解説と応用的な練習問題を3章と4章に書いています。

5章

この2つがロジカルシンキングを必要とする場面の多くを占めます。これに加えて、日常的な仕事の中で役立つ活用方法を「仕事の最適化」として5章に書きました。

目次全体

ロジカルシンキングに興味がある、これから身につけたい、取りこぼしなくスキルアップしたいという人なら、1章から順番に読み進めてください。ロジカルシンキングの基本テクニックを身につけながら、実践で活用するやり方を自然にイメージできるようになります。

ロジカルシンキングにある程度の自信がある、部下やメンバーを指導しているという人なら、2章と4章のケーススタディを中心に思考のプロセスをなぞっていくことで、自分の理解や教え方を客観視できるようになります。

とりあえず明日から役立つテクニックを身につけたいという人なら、5章に書かれたことをマネしてみることで、コミュニケーションがうまくなったり、整合性のとれた計画を作りやすくなります。

あなたの目的に応じて、本書の読み方を工夫してみてください。

特典応募方法

最後に、本書は特典応募を受け付けています。以下の記事をご覧になって応募ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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