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カワセミレポート

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空堀川の上流域をカワセミのメス(マザー)が縄張りとしています。ここには、水があり、餌となる魚がおり、何よりも巣穴を確保できます。カワセミにとって、産卵して雛を安全に育てるためには…
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#カワセミ

【カワセミレポート 240416】繁殖期の主導権はメス

【カワセミレポート 240416】繁殖期の主導権はメス

ブログ記事( カワセミの求愛給餌が続く )から1週間、空堀川上流域のカワセミペアのその後を報告しよう。早朝、ペアの縄張りで給餌や交尾が繰り返されている。巣穴を出入りするペアの嘴に土は見られない。産卵期に入っている。

月曜(15日)の朝、巣穴の対岸から給餌のシーンと交尾失敗のシーン(GIF画像)が撮れたので、それを紹介しよう。観察の時間帯にメスの巣穴に籠る時間が30~40分、巣穴から出たメスが待っ

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【カワセミレポート 4月7日2024】産卵はまだと見た!

【カワセミレポート 4月7日2024】産卵はまだと見た!

空堀川上流域のカワセミペア、いつもの縄張りで早朝に給餌や交尾のシーンがしばしば目撃されている。(残念ながらよいショットが撮れていない) 巣穴に籠るメスの時間も長くなってきています。そのメスが巣穴から顔を見せるメスの嘴には未だ土が見えます。

カワセミは産卵期に卵を5〜7個を、多分、数日をかけて産むとみられている。卵を温め始めるのは全ての卵を産んでからではないのか? だから、既に幾つかの卵を産んでい

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【カワセミレポート 240330】巣づくり佳境!カワセミペア

【カワセミレポート 240330】巣づくり佳境!カワセミペア

空堀川上流域のカワセミペア、そのオスによる巣づくりが続いている。今朝も巣穴下でしばらく待機していたオスはメス(マザー)が近くにやってくると促されて巣穴に飛び込む。メスが去って、また戻って来ると、再びオスは巣穴から姿を見せて巣穴に戻る。

巣穴から出て来るオスの嘴には土がついており、メスが巣穴に籠るシーンは少ないので、メスの産卵にはもう少し時が必要なのだろう。そんなシーンが繰り返されていた。小1時間

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【カワセミレポート 240112】午後の陽射しに誘われて

【カワセミレポート 240112】午後の陽射しに誘われて

一泊二日の検査入院(1/11,12)を終えて、武蔵村山病院から昼前に帰宅した。外は眩しいくらいの陽射し、3月中旬の陽気とか。昼食を済ませ近場の自転車散歩に出た、カメラを持って。自転車では「散歩」にならないと、いつもカミさんに言われてはいるのだが。

空堀川のいつもの河原には、学校を終えた子どもたちがあちらこちらで遊んでいた。ということで、今はここにカワセミは寄りつかない。目に入った遊歩道の生垣の蝋

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【カワセミレポート 240121】朝のカワセミ ペリットを吐く

【カワセミレポート 240121】朝のカワセミ ペリットを吐く

天気の穏やかだった昨日(19日)の午後は十日振り、そして翌朝(20日)と空堀川のカワセミ観察に出た。昨日は中流域、今朝は上流域の観察ポイントに向かう。それぞれの様子を紹介しよう。朝はカワセミのペリットを吐き出すシーンを撮った!

カワセミの餌はそもそも魚、スジエビ、ザリガニの類を丸呑みにする、それで、骨や殻などが消化できずに残る。その残骸を固め丸めたものペリットといい、カワセミはそれを時々口から吐

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【カワセミレポート 240228】カワセミペアのツーショット

【カワセミレポート 240228】カワセミペアのツーショット

土曜日(24日)は予報通り久々の晴れ、朝の7時に空堀川・上流域に向かう。カワセミのマザーとそのパートナーが守る縄張り。今は、ここに来れば逢える場所となっているが、それでも2羽一緒のシーンはなかなかカメラに収められない。

この朝は熱心な先着のお仲間2人と一緒に遊歩道の100mほどを行ったり来たり、暫くすると、川の擁壁の黄色い梯子の上下に仲良くペアが収まってくれた。この擁壁の梯子、高さもあり河原の見

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【カワセミレポート 240131】昼下りの空堀川

【カワセミレポート 240131】昼下りの空堀川

寒さが1年のうちでもっとも厳しい時期、が、今日(31日)は大変に暖かい!小春日和に誘われて昼の空堀川を歩く。上流域と1キロ程離れた中流域、どちらも見かけたカワセミは直ぐに橋の下に入ってしまった。一度橋の下に入ってしまうと暫くは出て来ない。

仕方なく1キロ程離れた中流域へ。ここでも止まり木に佇む別の個体のカワセミを見かけた。が、こちらも直ぐに橋の下に入ってしまった。

間もなく、小学校の下校時間に

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【カワセミレポート 240126】止まり木はカワセミの生命線

【カワセミレポート 240126】止まり木はカワセミの生命線

木曜(25日)の午後、明るい陽射しに誘われてカワセミ観察に出る、空堀川の中流域。その河原には人がいて、これではカワセミが寄り付かない。諦めて、他を周って戻ってくると、河原の人は去り、ここを縄張りとするカワセミが戻っていた。

ここは巣づくりに適した「土」はないが、カワセミが餌場とするには格好の場所。遊歩道からは適当に距離があり、何よりも川面に大きく張り出した絶好の止まり樹が2本ある、この樹の枝から

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