[Instinto Goleador] ストライカーは育てるのではない、生まれるのだ。
久しぶりの投稿となってしまいました。
今年は、色々なプロジェクトが始まり楽しい1年でした。とはいえ、未経験のことを始めると、「まじか~」というハプニングもおこりまくるんです。
2週間前のプロ3部リーグ昇格戦を戦っていた時の話です。
第5節ホームでの試合、キックオフ5分前になっても会場にドクターの姿が見えない。
電話しても出ない。
キックオフの17:00になっても、連絡が取れない。。。
キックオフ時間から15分を過ぎると、ドクターを手配したホームチームが不戦敗となってしまう大会規定があります。
この試合は、勝ち点で並ぶ相手、次のラウンドに進むには絶対に負けられない。
万全のトレーニングもしてきた。
でも、ドクターが来ない・・(泣)
17:05
相手監督が、没収試合だ~!と騒ぎ始める。
17:10
相手選手がベンチから、ロッカールームへ戻る。
17:12 ダメか。。と諦めかけてたところに、遠くから全力ダッシュで向かってくる白衣。
キ、キターーー!!
17:14 到着。
息を切らしながら言った言葉が、「途中で車のタイヤがパンクした」(まずゴメンやろ、そして絶対嘘やろ。)
17:15 キックオフ。 1-0勝利
白衣は、試合が終わりパンクしているはずのタイヤで普通に帰って行きました。
ウソをつくなら、せめて見てない時にそっと帰って欲しかった。(笑)
という感じで、アルゼンチンで設立したプロサッカーリーグ昇格を目指す「無双ARGENTINAC.F.」は、先日までプロ3部リーグ昇格戦を戦っていました。
日本人が経営に参画するクラブとして、初となるプロリーグ昇格戦は、だれも経験したことがない為、準備までにすごく時間がかかりました。その内容についてはこれから少しずつ書いていくようにしますね。
【ストライカーは育てるのではない、生まれるのだ】
昇格戦に参戦してみて、あらためて感じたことです。
JFAでは、ストライカー育成プロジェクトが始まり、時間をかけて細かいフォームを正すトレーニングをしたり、プレッシャーをかけずにシュート練習したりしています。
日本は、弱点を減らす育成が得意なので、バランスのとれた選手に成長していきます。それはまるで、コーンフレークの裏面に書かれている栄養バランス表のような、きれいな5角形の選手です。
でも、南米アルゼンチンのプロリーグ昇格戦に参戦してみると、そんなバランスのとれた選手では得点を奪う事は、無理だと感じました。
正しいフォームよりも、デカイとか、速いとか、強いとか、とにかく尖ったもので刺していかないと、穴はあけられない。
バランスなんて考えず、何かを突出させるしかないということです。
[Instinto Goleador]
トレーニングで育成することも大切ですが、突出した才能を持って生まれてきた選手を、いつでもみつけられ、自ら育つ環境にしておくことがなにより大切だと感じています。
☆☆☆
・無双ArgentinaC.F.は、アルゼンチンリーグに挑戦し、2027年2部昇格を目指しています。
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