「想像を超える環境から学ぶこと」
最近の悩みは、ずばり「マスク焼け」。
夏の指導者あるある「Tシャツ焼け」の状態でシャツを脱ぐよりも、
マスクをとって真っ白な口元を見せる方が、何倍も恥ずかしい。と思います。w
さて今日は、少し時間が経ちましたがU24日本代表 VS U24アルゼンチンについてです。
初戦を0-1で敗戦した日本代表が、2戦目に3-0で勝利できたポイントはどこにあったのかを考えるのですが、
三苫選手が、久保選手がどうだった、戦術面がどうだったかという部分ではない所に注目しています。
1つは、メンタル面での優位性。
1試合目の勝利で目的を達成してしまったアルゼンチンの選手達。2試合目までモチベーションをキープするのは、コンディション調整よりも難しいだろうとみていました。
一方、1試合目の日本代表は、アルゼンチン代表に「勝つ」という目的で挑み、アグレッシブなプレーも、見せ場もないまま戦った結果、敗戦。
2試合目は「絶対に負けられない」という目的で挑み、まるで違うチームであるかのように、リスクを取ってアグレッシブに戦い、勝利。
この2試合で大きな違いがあるとすれば、どのような目的を持って試合に挑んだかだと思います。 勝利した2試合目の絶対に負けられないという心理は、「損失回避性」という行動心理になり、ここがキーポイントでした。
例えば、ギャンブルで勝っていると、負けないように(利益を減らさないように)慎重に賭けるようになりませんか?
逆に負けていると、損を取り返そうとリスクを取って持ち金が無くなるまで賭けてしまう。僕にも経験があります・・・(笑)
要は、行動心理では勝とうとするほど慎重になり、負けているほどリスクを取って勝負に出られるということです。
なので、「負けられない戦いが・・・」という日本代表のキャッチコピーは、損失回避性を考えたものになっています。
日本代表は、2004年からこのキャッチコピーを使っているようですが、その年から代表の勝率が上がっているので、数字でも証明できそうです。
2つ目に、基準を知り、変化をおこす。
ここが、日本サッカーが成長する為に、絶対に重要なポイントです。
プレッシャーの速さ、強さ、フィジカルコンタクト、ゲーム運び等、Jリーグで体感する物とは別次元でした。
日本代表選手が、南米基準をピッチで感じられたことが、彼らの成長につながり、2試合目ではチームの姿が大きく変わっていました。
体感して、すぐに生かせるのは、さすが代表選手ですね。
世界で活躍したいと考えるのであれば、別次元を体感できる環境が大切だということを証明した2試合になった思います。
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