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チリ駐在日記 2024.03.11-03.20 アメリカ出張編

今週は3/13(水)の夜にサンティアゴを発って3/14(木)から3/16(土)までヒューストンで過ごし、3/17(日)にマイアミへ移動し3/18(月)19(火)にお客さん周りをして、3/20(水)にヒューストンを経由して3/21(木)の朝にサンティアゴに戻る、という過酷な週だった。
ヒューストンはこれまでUnited Airlinesのハブ空港として何度も利用してきたが、ビジネス目的で上陸するのは初めてだ。うーん、テキサス州のイメージそのもの、と言ったら良いのか、広大な土地に歩行者は皆無、ショッピングモールは巨大な駐車場を囲むような構造をしていて、ザ・車社会といった感じだ。納豆や干物のお土産を…と思ったが、お店が遠すぎるし、今回はマイアミにも寄らないとならないので、諦めることにした。最近、生サーモンに塩をして自家製塩鮭を食べているのでダメージはそれほどない。ヒューストンでは大事な会議に出席し、駐在している皆さんと親交を深めた。そして、夜の会食でいただいた肉塊は迫力満点だった(写真左上)。元来胃腸が弱い自分は、案の定、強烈な腹痛に襲われ、チリのお肉の方が身体に合ってるのかな、なんて思ったりした。土曜の昼間はフリータイムだったので、近くにラーメン屋がないか調べたところ、ちょうど良い距離ところのにラーメン屋があったので思わず行ってしまった。小籠包まで頼んで、美味しくいただいた(写真中上)。ちなみに、ラーメンは牛骨を出汁にした中国の伝統的な感じの味で、あっさりなのに旨味がたっぷりで美味しかった。それはそれは高級ラーメンの金額なのだが、もう麻痺してきた。そもそもホテルの朝食がこれで各4,000円もするのだから仕方がない(写真左下はオムレツ、写真中下はサンドウィッチ)。麻痺しないと暮らせない。
マイアミはフロリダ州のイメージそのもの、空も海も明るく開放的な街だった(写真右下)。とても温かく、というか、蒸し暑いくらいで、ホテルのエレベーターで水着姿の女性と出くわすくらいの気候だった。マイアミで部下と合流し、この二日間はお客様周りだ。そういえば、マイアミは南米の首都、と言われるくらい、南米の皆さんのバカンスの場所で、そもそもスペイン語が主流なのだ。アメリカだから全土が英語というわけではなく、もともとメキシコに近いフロリダ州の南部ではスペイン語を母語とする人が大勢住んでいるらしい。そんなわけで街のいたるところでスペイン語が使われていた。そうそう、マイアミで食べたクラブ(蟹)がとても美味しかった。大きな爪の部分から身を剥がして食べるのだが、簡単に剥がれて、なんとも美味しかった。この蟹、漁の時には片方の手だけを取って海に返すらしい。しばらくすると片手が生えてくるらしく、究極のSDGsだ。片方の手で餌を取って生活できるように、片方しか取らないなんて、サステナブルで素晴らしい。日本では味噌まで残さず食べてしまうというのに。そんなこんなで、よく食べてよく飲んだアメリカ出張だった。帰ったらタニタ先生に怒られるどころか、体重計が壊れるかもしれない。なのに、帰りの便でも眠るためにワインを頼んでしまった。機内食は今回こそ、とまだ頼んだことのないスパイシーチキンにしてみたが、結局イマイチだった。どれを頼んでも美味しくない、という統計データが着実に蓄積されている。パナマの上空あたりまで起きていたが、明日は普通に仕事なので目を瞑ることにする。

蟹の爪だけを取って海に返す:Cogemos sólo las pinzas de cangrejo y las devolvemos al mar.


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