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夢と現実との谷間に響く、君の声はA

君は5秒で眠れるのをちゃんと知っているのだろうか?

「本当に一瞬で寝るよね」と僕は何度も、驚き半分と少し羨ましい気持ち半分とで君に伝える。これはもう才能だと思うんだけど、眠ることの得意、不得意とかってあるのだろうか知りたい。


僕はどちらかというと神経質なタイプである。

その昔、道端に転がっている石ころは全て視界から消し去らないと(溝に落とさないと)家に帰れないという設定に苦しんだほどである。移動中の乗り物ではまず眠れないし、大事な予定がある前日も必ずといっていい程眠れないというような性格をしている。

あと急な予定はあまり入れたくない、自由なタイプの人間でもある。


明日、朝早いからもう寝なきゃ!

神経質な面を感じるのはやはり眠ることについてだ。未だに寝なきゃと寝なきゃと思うほどにいろんなことを考えてしまい眠れない日もある。

自分でも思うが少し損な性格である。

明日会う人は初対面だけど、どんな人なんだろう?とか、予定の時間に遅れてしまったらどうしようとか、予定通りでも何かトラブルがあったら。。

とかって考えても仕方がないことも考えてしまう。それでも寝よう、早く寝よう、まだ4時間ぐらいは眠れる。まだ3時間は眠れる。いや3時間も眠れるんだ。。1時間でも多く、1分でも多く寝ようと考えるほどに眠れなくなるアレである。

眠れないから諦めて起きてることだってよくある。

目をつぶり横になっているだけでも70%程度は体は休んだことになる的な話をどこかで聞いたような気がするがよく覚えていない。だが今でも信じている。

眠れない時 眠る方法

とかってスマフォで検索する頃にはもういよいよダメである。呼吸方法を変えたりやストレッチをしてみてもダメ。眠るための方法を学ぼうとしている。そんな日はいつも布団の中のまだ冷たい場所を探してる。右にコロコロ、左にコロコロ、うつ伏せになったり枕を少し高くしたり。もう何をやってもダメ。


普段は普通に眠たい時に寝ている。いつも眠れないというわけではない。

夕食を食べて満腹な僕は、ダメな人間になるソファーの上でいつものようにダメになっている。

うとうとと寝落ちしそうでしない、眠りたくないけどかなり眠いあの少し我慢をしているような時間が気持ちよくて好きだ。ただ、仰向けでうとうとしながらスマフォを見るのだけは注意してほしい。


君は今日もテレビ画面と話をしている。どうやら独り言である。
寝ていることを知っているのに僕にも話しかけてくる君。

眠ると起こされる、現実に連れ戻されるというようなやりとりを繰り返す。

これは体験したことはないがどこか水責めのようなイメージに近いと思う。

ごめんなさい。ごめんなさい。でも何も知らないんです。。

僕は何も悪くはない。話し相手になれていない事は謝るが、今は。。今だけはそっとしておいてくれないか。


遠くで聞こえる、君のAhahaha...というような笑い声が浅い眠りの谷底まで響く。

反響して何度も何度も響くように、君は独り言と爆笑を続ける。。

君はいったい何を見てるんだろう。。

神 経質さん(仮名)が寝てようがお構いなしである。「少し寝てたね」という君には少し気をつかって静かに黙るという選択肢はないのだろうかと全ての神経質の方を代表して君に問いたい。

「もうっ!少し寝てたのにっ!」

という僕に君は言う。


「最近、少しお腹(下っ腹)が引っ込んできたねぇ」

全く関係のない話であるが僕は少しご機嫌である。

今日もいつもと変わらない日に感謝しつつ、いつものように夜更かしをしている。

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