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ボヘミア民謡の調べ

今日は、東京都交響楽団のプロムナードコンサートに行ってきました。

会場はサントリーホールです。




指揮者はブタペスト生まれのハンガリー人、ゲルゲイ・マダラシュ。今注目の若手指揮者です。

マダラシュの指揮は初めて聴きましたが、とにかく凄かったです。何が凄いのかなかなかうまく説明できないのですが、私は強烈な個性を感じました。


最初の曲はリストのハンガリー狂詩曲第2番

私は前世はハンガリー人だったのでは❗️と思うほど、ハンガリー狂詩曲の民族的なテンポの揺れに心を揺さぶられました。一緒に踊りたくなるぐらいに。


2曲目はバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番。

私は初めて聴く曲でしたが、壮大で宇宙を眺めているような気分になる曲でした。

チェコ生まれの若手ヴァイオリニストのヨゼフ・シュパチェクは脅威的なテクニシャンでした。技巧派でありかつ伸びやかな深みのある音色を持ち、演奏は完璧でした。やっぱり天才っているんだなと実感です。

打って変わって、アンコールに選んだ曲は何とも言えない哀愁漂う素朴なメロディの曲でした。

後で都響のホームページで調べたら
モラヴィア地方の民謡(Když šel z Hradišta)でした。彼の故郷の民謡だったのでしょうか。



休憩を挟んでドヴォルザークの交響曲第8番。

ドヴォルザークの8番は何度も聴いていますが、今日の演奏は心を鷲掴みにされるぐらいに良かったです。

ボヘミア民謡たっぷりのメロディの歌い方や後半の盛り上げ方は独特で強烈な郷愁を覚えました。

え、私って前世はチェコにもいた⁉️

東欧を転々としていたのかもしれないですね笑笑

でもこういう音楽は日本人になかなか作れないんじゃないかなと思いました。東欧の曲は東欧の指揮者にはかなわない。

クラシック音楽の日本人の強みって何だろう。日本人は器用だから、技術的にはレベルは高いはずなんですけどね。

そんなことを感じながら、溜池山王で夫とお茶してから帰りました☕️


音楽の受け止め方は人それぞれ。あくまでも個人の感想でした😊


アーク・カラヤン広場では田の岡三郎さんがアコーディオン演奏をしていました



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