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マルタの姉妹島「ゴゾ」を強くおすすめします

前回記事に引き続き、今回もマルタについて語らせていただきます。

今回は、姉妹島ゴゾをピックアップしたいと思います。

ゴゾ島はマルタ島に輪をかけて牧歌的で、小さいながら魅力がギュッと凝縮されていて大好きな島です。

マルタ旅行の際は、必ず大好きなゴゾ島にも泊まり掛けで訪れています。

そんなゴゾ島のアクセスから見所まで、順を追って紹介したいと思います。

今後マルタ旅行する予定で、ゴゾ訪問を検討している方の参考になれば幸いです。




ゴゾへのアクセス

マルタの姉妹島間は、ハワイの離島のように飛行機が飛んでいるわけではありません。
マルタ島北西部の港チェルケウアから、フェリーで渡航します。

チェルケウアまでは、首都バレッタから#41,42のバスで1~1時間半です。

ちなみにフェリーに乗船する際、行きは料金は払いません。
帰りに往復分まとめてチケットを購入することになります(大人一人往復4.65ユーロ)。

所要時間は約25分。

マルタ~ゴゾ間を繋ぐフェリーのサイトです。
 ↓

ゴゾ島内でも、マルタ島同様主な交通手段は市バスになりますが、ほとんどの路線バスは、ゴゾの首都ビクトリアのバスターミナルから発着します。

よって地方に行く場合は、ビクトリアで乗り換えることになります。

ゴゾの見所

次はゴゾの主な見所を紹介していきます。

チタデル

ゴゾの首都ビクトリアの高台に、城壁で囲まれた一角があります。
堂々たる街のランドマーク、チタデルです。

チタデル


その昔、海賊に襲撃された時の避難場所として建設されたというチタデルは、城壁の中は迷路のような複雑な造りになっています。


チタデルの城壁の中を巡る細い通路


チタデル内を俯瞰したところ


迷路のような城壁内の通路を上へ上へと上っていくと、てっぺんからは大パノラマが臨めます。

チタデルからの眺め
遠くの海まで見渡せる

これなら、敵の襲来もいち早く察知できたことでしょう。

なお、城壁内には天井のだまし絵で有名なゴゾ大聖堂があります。

ゴゾ大聖堂

タピーヌ教会

マルタ島西部の広野の真ん中に、ぽつんと1軒の教会が建っています。
その名は「タピーヌ教会」。

アクセスは、ビクトリアから#308バスで15分弱。

周りには他に何もないのに、教会前ではたくさんの観光客が下車します。

この教会では1833年、農婦が聖母の声を聞いたとの言い伝えがあり、それ以来「奇跡の教会」と呼ばれるようになりました。

今にも天使が降臨しそうなそれはそれはかわいい教会で、青空の下天を衝くように聳える様子は、実に映えるんです。

辺りの田園地帯も、牧歌的で癒される景色です。
ぜひ一度お立ち寄りを。

タピーヌ教会
タピーヌ教会の祭壇
タピーヌ教会の路肩に出現したキジ猫
やたら人懐こかったが、誰が世話しているのかは不明

シュレンディ

一度だけ、ゴゾ島南西部の海辺のリゾート地「シュレンディ」に滞在したことがありました。

アクセスは、ビクトリアから#306バスで20分弱。

シュレンディ湾が陸地に入り組み、透明度の高い海が周囲から岩山に囲まれています。
まるで天然のプールのよう。

湾の周りにはリゾートホテルが林立し、オープンカフェやレストランが並び、観光客で賑わっています。

リゾート客に人気のシュレンディ
シュレンディ湾と周辺のリゾートホテル
シュレンディ湾で船遊びする人々

四方を海に囲まれた島国マルタにはたくさんのビーチが存在しますが、シュレンディは私が知る限り、最も透明感の強い海ではないでしょうか。

そして、地中海の彼方に沈みゆく夕日は必見です。

シュレンディ湾から臨むサンセット

シャーラの村

ゴゾ島内陸部の小さな村シャーラ。

アクセスはビクトリアから、#307バスで10分超です。

前回、マルタお気に入りスポットの記事でも書かせていただきましたが、シャーラは私がマルタ全土でも特に好きな場所です。

シャーラのバス停で下車すると、100mくらい先に村の中心となる広場があり、赤いドーム屋根が印象的な聖誕マリア教区教会が建っています。

聖誕マリア教区教会

この広場から2~300m東の方には、世界遺産・巨石神殿群の一つ「ジガンティーヤ神殿」があります。

さらに神殿の近辺には、現在歴史博物館となっているタコーラ風車の姿が見られます。

ジガンティーヤ神殿
タコーラ風車


小さな村ですが、歴史的名所も存在しているのです。

この中心地一帯から離れると、辺りは一面の田園地帯。
牧歌的な風景が広がっています。

一部の歴史的名所以外は訪れる人も少なく、車の通りも少ないので、静かでゆったりした空気が流れています。

そしてそんなのどかな村では、いつもたくさんの猫たちが、のんびり過ごしているのが見られます。
猫の楽園マルタを象徴するような村です(笑)。

シャーラの村の田園風景
田舎で土地が広いからか、シャーラの村は敷地の大きな立派な家が多かった。
シャーラの村では、至る所から猫が現われた。
村の中心広場のオープンカフェに入ったら、テーブルに上がってきた猫
暗くなると、広場のライトアップがきれいだった。

ゴゾに来たら泊まってみて!

ゴゾ島にはマルタ島とは似て非なる、ゆったりした空気が流れています。

それを存分に感じるためにも、ゴゾ訪問の際はぜひ現地宿泊してみてください。

私の一押しホテルは、シャーラの「コルヌコピアホテル」です。

コルヌコピアホテルゲート
10 Gnien Imriek Street, Xaghra, Gozo XRA 1521 マルタ
コルヌコピアホテルのゆったりした客室
コルヌコピアのプールサイド
……と、プールサイドに入ってきた猫

コルヌコピアの詳細レビューは、下記記事に書きました。

その他にも、ゴゾ島にはたくさんの素敵なホテルが存在します。

もし時間がなく日帰りにする場合は、ゴゾ1日観光ツアーを利用することをおすすめします。
個人での日帰り観光は、公共交通機関での移動の効率の悪さから、あまりおすすめできません。

……マルタの本島から離れたゴゾ島なので、かなり遠方に感じると思いますが、それだけに異国情緒と非日常感も強く感じると思います。

冬場のマルタはオフシーズンなので、これからは料金が下がることが期待できます。

この年末はちょっと遠くへ行きたいと思っている方は、ゴゾ島を含むマルタ旅行、いかがでしょうか?

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