就活のまとめ
就活支援サービス intee様から、私の就職活動の記録をnoteで記録する機会をいただきました。誠にありがとうございます。
右も左も分からないところから(今もわかっていないかも😅)就職活動を始め、よくわからないままに無我夢中で突っ走っていた私の就職活動の記録です。
このnoteが、教職と一般企業のどちらに進むか悩んでいる方、漠然と就活のイメージをつけたい方など、誰かの参考に一ミリでもなれば、本当に嬉しいです。
自己紹介
渡邊純一郎と申します。
高校卒業までを福島県で過ごし、早稲田大学教育学部に入学すると同時に2020年4月に東京に引っ越してきました。
当初は教員になることを目指していましたが、「色々悩み抜いた末」(笑)に、デジタル・マーケティング業界のベンチャー企業様からの内定を承諾することに決めました。
このnoteでは、「色々悩み抜いた」過程を、就職活動の記録として、時系列でまとめています。とても長い文章ですが、お時間のある時に読んでいただけると幸いです。
【まとめ】就活の90%が自己分析だった
あまりにも文章が長くなってしまうので、まとめを先に書きます笑
私のまとめは、「自己分析が就活の90%だった」です。
自己分析は、就活の終盤になればなるほど重要度も精度も増してきました。
特に、内定を承諾する一社を決める時の究極の根拠になるのは、僕の場合は自己分析でした。
普段は誰かに気を遣っていたり、自分の本音に自分でも気づいていなかったりしますが。面接・面談の直後や、インターンの直後など、自分の考えがかき回されて負荷がかかったその瞬間こそ、自己分析の狙い目でした。
自己分析をするためにやったこと3つ
① 株式会社 刀 CEO 森岡毅さんの本を読み、紹介されている自己分析方法を試す。社会人としての考え方も書かれており、すごく参考になりました。
『苦しかった時の話をしようか』が特におすすめです。
このnoteの1000倍くらい勉強になると思います笑
「意識高い系の本」だと思って最初は避けていましたが、読んでみると、就活生の悩みや実態に切実に寄り添った素晴らしい本でした。就職活動は、企業ではなく、職能(実際に仕事で使う能力)で選べ!というアドバイスは私の就活の根底の考え方になりました。
② 就活をしている友人と最近参加したインターン、面接、グループディスカッションで感じたことを話して、聞いてまた考える。
③ 就活支援サービスのキャリア・アドバイザーの方と面談し、考えを深め、次に受ける企業を決める。
この繰り返しでした。
90%は自己分析で、残りの10%は、わかりやすいESの書き方を勉強したり、面接でわかりやすい話し方をすることを学ぶでした。しかしESで書くことも面接で話すことも、自己分析した内容でしかないと感じ、終盤になるにつれて90%くらいの労力を自己分析に傾けていました。
就活の流れと、その時考えていたこと
ここからは就活の流れとその時に考えていたことや悩んでいたことを時系列で整理します。とても長くなるので、お時間のある時に読んでいただければ幸いです。
※日記ぽく書いてしまったため、以下の文章は常態になります😅
大学2年 3月:就職活動!?を始める
私の両親は公務員で、正直、一般企業で働くというイメージも「就職活動」というものの実態もよくわからなかった。とりあえず2年の春休みに、インスタの広告に流れてきた企業の説明会兼インターンに友だちを誘って参加してみて、「就活を始めた」という事実を作って安心した。この時はまだ教員になるという選択肢を持っていたため、とりあえずやってみるくらいの感覚だった。
大学3年 5・6月:焦る
休み時間に大学の友人が就活について話しているのを聞くようになった。正直なところ「まだ早いだろ」「意識高いんだなあの子」くらいに思っていた。そもそも、就職活動に対して、「オトナに自分の価値を判断されるものだ」というマイナスイメージを強く持っていたため、あまり気が乗らなかった。
しかし、友だちの家に行って将来の話になったときに、このイメージが変わった。
将来のことについて話していたら、話は自然と就活の話に。
その友人が「就活は、誰かに選ばれるための作業でもあるが、同時に自分の生き方を決める作業だと思うようにしている」と本気で話していて驚いた。
私は就職活動の、「誰かに選ばれる」面ばかりを意識していたと気づいた。就職活動は、本来は自分の生き方を自分で決める活動だ、と考えてみれば当たり前かもしれないが、この時やっと腑に落ちた。
誰かに選ばれるためだけではなく、自分と向き合う時間として就職活動を捉えてみようと思い、本腰を入れて就職活動を始めることにした。
友だちと話したその日のうちに就活アプリを入れ、自己分析の本を買った。そしてアプリに勧めてもらうがままに企業の合同説明会に参加した。名前を聞いたことがある大手企業を中心に見ていった。
7月:うまくいかない面接
サマー・インターンに向けてESを書き始めた。ESはまずまずの合格率だったが、その後の面接の結果がよくなかった。面接そのものは非常に良い雰囲気で終わるが、お祈りメールが来るということが4回ほど続いた。流石にこれはまずいと感じ、友人の勧めで就活エージェントサービスに登録した。現役の社会人の方と話す機会をいただき、かつ就職活動へのアドバイスまでもらえる就活サービスは、非常にありがたかった。
今考えると、7月に面接がうまくいかなかった敗因は二つで、一つは自己分析が甘かったこと。二つ目は大企業のサマー・インターンの倍率が非常に高いことだ。倍率をくぐり抜けるために、就活の必勝法を勉強することも大切だと感じたが、この時の私に不足していたのは自己分析だった。
さらに。
この辺りで、新卒で教員になる道を選ばない気持ちが固まった。知り合いの教員や、私の母校の先生方と話をする中で、「教育に携わって子どもを笑顔にしたい」という気持ちがあるからといって、「教員になる」という手段を選ぶ必要はないと考えるようになった。就活を進める中でさまざまな社会人の方とお話しし、教員として働かれている方のお話もお聞きし、両者を冷静に比較して初めて「教員になる」ということが手段の一つだったと肌で実感できた。
8月:不安になる
徐々に就活に慣れてきた。ES、自己PR動画、面接、グループ・ディスカッションなどなど。やればやるほど慣れていった。
一方で。私の周囲にはサマーインターンに受かった、落ちた、何次選考まで進んだ、本選考に進みそう、などなど選考の度合いにばらつきが出始めた。この時期は、とにかく周囲と自分を比べては不安になっていた。
不安になりながら面接を受けている中で、とある企業の採用担当の方から、「内定をたくさん持っている大学4年生になるために就活をするのではなく、10年後に生き生きと仕事をしている大人になるための就活をしてほしい。」という言葉をいただいた。私は性格的に、自分と周囲を比べて焦りやすい人間だが、焦った時はこの言葉を思い返すようにした。
9月:140%の力でぶつかったが、ダメだった経験
サマーインターン
9月の初めに、テレビ局のサマー・インターンに参加することができた。テレビ局のインターンに合格したことは私の中で大きな自信になった。合計3日間に及ぶインターンのコンテンツと、社員の方々のお話は想像をはるかに超えて充実していた。
しかし、そんなことよりも、自分自身の実力が足りていないことを強く感じた。高い倍率をくぐって選ばれたはずのインターンの先の先の先の先くらいまで選考が続くことを知り、今考えるととても恥ずかしいが、「これは無理だ」と途方に暮れてしまった。だが、逆にもう無理だとわかったあとは、胸を借りて140%の力を出し切って終わろうと思えた。140%の力でぶつかってみて、結果は、しっかりと不合格だった。
インターンの日程が終わったすぐにあとに、自分自身でインターンの振り返りをした。インターンでいただいたフィードバックを自分の言葉で噛み砕き、インターンで出された課題の取り組み方から自分自身の考え方の癖や特徴を言葉にした。
結果こそ不合格だったが、「自分がやりたいこととマスコミ業界は少し違っている」「正解を出すことよりも自分を出すことが大事」「受かるためというよりも、落とされても悔いが残らないように全力を出すこと」など、多くの学びを得られた。
10月:追い込む
10月は、キャリア・アドバイザーの方に勧めていただいた企業の面接を受けつつ、自己分析をさらに深めた。自己分析を深めるきっかけになったのは、就活と並行して取り組んでいた大学祭と、サークルの活動だった。日程、体力、思考などあらゆる面から高い負荷をかけて自分を追い込んだ時にこそ、自分が大切にしたい価値観や自分自身の考え方の癖、強みと弱みがはっきり現れるとインターンを通じて実感していたため、10月は積極的に自分自身に負荷をかけるようにした。
しかし、負荷がかかりすぎて負担に変わってしまう時もあった。無理をしてしまうと、思考が鈍ったり、体調を崩す原因になって本末転倒になってしまう。そのバランスを取ることが難しいということもこの時期に学んだ。
11月:深める
11月には、本選考へ進むことができる企業が2社まで絞られてきた。選考に進んでいる企業の採用担当の方に、選考に影響しない面談を4回ほど実施していただいた。自分が本当にやりたいこと、自分がどんな人間になりたいのか?その企業に入って、自分の目指す将来が本当に実現できるのか、すり合わせを丁寧に行った。
自己分析の内容をinteeのキャリア・アドバイザーの方や友人に積極的に話し、分析の精度を上げていった。自己分析は、他者に話せば話すほど精度が上がった。誰かに話す前にスライドや文章に起こして整理し、話を聞いてもらったあとに気づいたことを書き加える形で自己分析を深めていった。
「どんな大人になりたいか?」と自分に質問しても、あまり具体的な自己分析にはつながらなかった。そのため「どんな30歳になりたいか?」と質問を変えてみたところ、30歳から逆算して今後の10年程度のキャリアを具体的にイメージすることができるようになった。
inteeのキャリア・アドバイザーの方や、企業の採用担当の方が就活生だった頃に悩んでいたことも共有していただいたことも非常にありがたかった。その悩みをどう乗り越えたのか、現役の社会人の方からじっくりと聞くことができることも、就活エージェントサービスの大きな魅力の一つだった。
12月:決める
ベンチャー企業の最終面接が近づいてきた12月は、「なぜこの企業を選ぶか」だけでなく、「なぜ他の企業を選ばないのか?」を考え抜いた。
選考に進む企業を選ぶよりも、選考を辞退する企業を選ぶことの方がはるかに難しかった。どの企業も魅力的で、私に合っていることがわかるからこそ、一社に決定する理由を探すことが大変だった。一つに決めるということは、その他の全てを捨てるということだと痛感した。
そんな時、inteeのキャリア・アドバイザーの方に「どんなに深く考えて一つの企業を選んだとしても、社風・風土・待遇・福利厚生・理念などすべての面で100%満足することはなかなかない。足りない部分を補っていくことも、これから地道にやっていくしかない。」という言葉をいただいた。
考えれば考えるほど自分の中で理想の企業が具体的になってくるが、いつかは必ず現実に与えられた選択肢の中から一つを選ばなければならない。悩んでいる状態と、何も決めずにいる状態は全く別の状態だと思った。自分が出した答えを正解にするのも不正解にするのも結局は今後の自分自身でしかないという結論に至った。「決断してみないと、何も始まらないな」と感じ、最後の最後はやや強引に(笑)、自分自身で納得し、ご縁がある企業の内定を承諾することを決めた。
私が最後に大切にした価値観は、「人との近さ」だった。具体的には、①クライアントとの近さ、②同僚との近さ、そして③創業者長との距離の近さの三つを満たしている企業で働きたいと思った。
どの企業にも魅力的な環境があるが、その環境が自分自身の強みと特徴を生かせる環境なのかどうか、最後は自己分析を丁寧に行なって、自分で決断した。
1月:隣の芝生は常に青いけれど…
内定を承諾し、就職活動に一区切りをつけた私は、現在は就職活動を続けている友人の話を聞く方に回っている。友人の話を聞くと、友人はみんな中小企業、ベンチャー企業、これから始まる大企業の選考、公務員、教員など、私が選ばなかった選択肢を選んでいる。
時間をかければかけるほど情報は増えるため、考える材料が増えて企業選びに失敗することが怖くなる。選ばなかった選択肢はどれも魅力的だし、本当にこれでよかったのだろうか?と自分の決断を不安に思いながら過ごしている。しかし、自分自身が明確な理由を持って決断をした事実だけは変わらないので、自分で考え抜いて決めた企業で、自分らしく頑張っていく。
さいごに
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。最後はほぼ私の日記?感想文?になってしまい笑笑 読みにくい文章ばかりだったかと思いますが、どこか一部でも誰かに共感していただけるととても嬉しいです。
繰り返しになりますが、私の就職活動を全面的に支援していただき、かつこのような機会を与えていただいた就活支援サービス inteeの担当者様に御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。
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