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髪だけでなく、お肌や健康、毎日の仕事の質を上げるためにも良質な睡眠を取ることが不可欠です。

人間は寝ている間に「成長ホルモン」が分泌されます。

人間の身体では、毎日髪や肌、爪などが作られていますが、これらの形成に深く関わっているのが成長ホルモンです。


成長ホルモンは、三大栄養素と言われる炭水化物、タンパク質、脂質の代謝を促進させる作用を持ち、アミノ酸の吸収率を上げ、タンパク質の合成を促す作用があります。
大部分がタンパク質で構成されている毛髪は成長ホルモンの作用を受けやすく、成長ホルモンが分泌されればされるほど、丈夫で健康な髪に成長します。

成長ホルモンは睡眠に入ってから約30分くらいから分泌され始め、約3時間後にピークを迎えると言われています。
睡眠不足などで成長ホルモンがしっかり分泌されず減少してしまうと、細毛・薄毛・抜け毛が増えたり、外的ダメージを受けやすい弱い髪になってしまいます。

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◇質の良い睡眠が大切
成長ホルモンをより多く分泌させるには5時間以上の深い睡眠が必要です。「深い呼吸」「深い睡眠」が大切で、より良い頭皮の環境や美しい髪を維持する為には、質の高い睡眠をとり、成長ホルモンをより多く分泌させることが重要です。


良質な睡眠のためのPOINT

◆副交感神経を優位にする

副交感神経を優位にするには、「交感神経を刺激しない」ことが大切。

夜の眠りには副交感神経への切り替えが必要です。副交感神経への切り替えは“ブレーキのついていない車を止める”ようなもので、意外と難しいのです。

深呼吸する、ゆっくりストレッチをする、眠る前に瞑想する、といったことも、副交感神経を優位にする助けになります。


交感神経への切り替えは、行動などの刺激によって比較的容易にできますので交感神経への切り替えるために、起きたら太陽を浴びたり、朝ごはんを食べたりしましょう。


◆深部体温を下げる

寝る前は、体の表面から熱を逃がして体内の体温を下げることで眠気を感じます。睡眠時は深部体温が1℃ほど下がります。

体を睡眠への準備状態にするには、入浴も有効です。ゆっくり湯船で温まると体温が上がり、血行が良くなり、体の表面が温まることで、その後に熱を放出して体温が下がりやすくなります。

寝る1~2時間前にお風呂に入ると、ちょうどいいタイミングで深部体温が下がってくるのでおすすめです。

熱すぎるお湯に浸かると交感神経を刺激してしまうので注意が必要です。


◆“睡眠ホルモン”を整える

睡眠に関わる物質に、メラトニンというホルモンがあります。これは、夜に多く分泌され、体内時計を調整して睡眠へと誘導する働きをもっています。

メラトニンは、トリプトファンというアミノ酸から合成されます。トリプトファンを効果的に摂取するには、

かつお節や煮干し、マグロやサバなどの魚介類、大豆食品、豚肉や鶏肉といった食品を意識して摂りましょう。


また、メラトニンは夜に光を浴びると急速に合成が抑制されるので、就寝前にはスマホを見ない方が良いとされますが、どうしても見てしまう場合はスマホの光をナイトモードにしましょう。

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