薄毛・細毛・エイジング毛の原因について【頭皮最深層編①】
年齢と共に起こる髪質の変化、薄毛・細毛やエイジング毛に関して、 先進の研究が解明した、健やかな毛髪成長の鍵を握る頭皮最深層のついて詳しく解説します。
肌には、表皮・真皮・皮下組織という3層が存在し、頭皮も肌の一部ですので同様にこの3層が存在します。
このうち最深層である皮下組織の脂肪層が抜け毛や薄毛・エイジング毛などに大きく関わっていることが発見されました。
資生堂のサイトにわかりやすい内容が掲載されています。
最深層(脂肪層)に厚みがあると、毛根がしっかり根づき髪が成長する為に必要な栄養分を取り込みやすくなり成長サイクルも安定します。
逆に最深層が薄くなると根つきも悪くなり、少しの刺激で抜けやすくなったり、栄養分をうまく取り込めなくなることで細毛や薄毛の原因となってしまいます。
土の上に生える植物に髪を例えるなら、髪が植物で、頭皮が土のイメージです。
肥沃な土壌は栄養分も多く、土もふかふかで根もしっかりと根づきますが、土壌が悪いと植物も上手く育ちません。
髪も同じように頭皮環境が悪く、栄養がしっかりと行き届かないと健康的な強い髪が生えてこないのです。
不毛という言葉は肥沃の対義語ですが、その通りですね。
この最深層(脂肪層)が痩せる一番の原因は加齢によることが一番大きのですが、最深層(脂肪層)の脂肪細胞は毛母細胞の増殖を促進するIGF-1を多く作り出しています。
毛母細胞とは、毛乳頭の周りに存在する細胞で、毛髪を作り出している細胞です。
毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで、新しい細胞が生まれ、その新しい細胞によって押し上げられたものが毛髪になります。
IGF-1とは、毛母細胞の増殖を促す強力な育毛因子で、毛母細胞がIGF-1の刺激を受けることで細胞分裂が始まります。
IGF-1が減少すると毛母細胞の細胞分裂が減るため成長サイクルが乱れ、痩せた髪や抜け毛が増えていきます。
さらに最深層(脂肪層)は、毛乳頭細胞のコラーゲン分解酵素であるMMP-1の産生も抑制します。成長期の毛乳頭に豊富に存在するコラーゲンを分解から守ることにより、成長期を長く保つ働きもあります。
最深層は健康な髪を育むために最も必要な場所です。
頭皮環境を良くすることで髪質が変わり、自信の持てる髪を作りましょう!
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