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【観光】観光経済とは?②

こんにちは。新小樽少年です。
フォロワーさんが欲しいです。どなたか紹介してください。

本日は宿泊業に関する観光経済を考察していこうと思います。
その中でも「宿泊業はどのような組織であるのか」「重要なトレンドとは何か」という点から理解を深めていこうと思います。

参考がてら前回の記事もどうぞ(かれこれ1週間近く更新してなかった)

1.競争が激しい宿泊業

宿泊業は競争が常に激しい状態です。ブッキングドットコムエクスペディアなどの宿泊予約サイトなど見ても、その価格競争はかなり激しいです。

また固定資産税などのランニングコストが異常にかかるため、需要の変動もかなり大きな課題と言えます。

2.多様化する宿泊業

では宿泊業はどのように競争を進めてきたのでしょうか。

そこには「宿泊xX」という、つまり宿泊業にテーマ性を持たせることで、その競争を進めてきたのです。

テーマ性に触れる前に、宿泊業の構造の転換について触れておきます。
構造転換については次の2点から特徴づけられます。まず1つ目が宿泊者層への特化です。これは宿泊するお客さんの層を絞って、ホテル経営を成り立たせていくことを言います。

そして2つ目がホテルのフランチャイズ化です。ドイツでは「a&o hostel」などが有名です。日本で言うと東横インみたいな感じです。僕も利用したことがありますが、かなり快適です。

ここから宿泊者層を絞り、営業利益を拡大していくためにフランチャイズ化をしていくという組織形態ということが分かります。

3.テーマ性を持った宿泊業

①ブランド化
数あるホテル企業がブランド戦略を取り入れることで、競争を図っています。コンサルティングカンパニーのPwCは宿泊業界のブランド化について以下の論文で触れています。

②標準化
ドイツの宿泊業連盟が各ホテルを格付けすることで、利用者が宿泊先を決める際の基準設定のようなものを可能にしました。ホテルのランキングみたいなものです。

③専門化
宿泊市場はかなり飽和状態でその中でも、ニッチな点に目を付けた宿泊業者がホテルに専門性を持たせることで、その差別化を図り競争をしています。例えば、赤ちゃんホテルやバリアフリーホテルなど。

④テーマ化
これは東京ディズニーリゾートみたいなものをイメージしていただければわかりやすいと思います。「特定のテーマx宿泊」ですね。

⑤リゾート施設
消費者の多様な休養と体験の要望を受けて、国際的にリゾート施設の規模が拡大傾向にあります。実際に、日系企業の星野リゾートはタイに進出したりしています。

4.宿泊業の立地的特性

ホテル立地の選択は社会的特性に影響されます。観光目的地の観光者に魅力的な場所と、気象条件や市場の主要な場所が加味されます。そして宿泊業の立地的特性を以下にまとめました。

・経済的に発展し、今後もその発展が期待できる国
・政治・経済が安定している国
・法の整備がなされている国
・労働環境、賃金条件が整っていること
・地域のインフラ整備

5.まとめ

飽和した宿泊市場で、競争を勝ち抜くためには、需要の多様化に伴い、宿泊サービスの多様化を提供していくことが重要になります。

そして国際的なホテルチェーンの立地には国際的な経済活動の中心地で開業する。そしてホテルチェーンは広がり、最終的にリゾート形態に執着する。

タイなどは良い例ではないでしょうか。まずはバンコク、そしてプーケットみたいなプロセスで変化していきます。

宿泊業は想像以上に複雑な経営を求められ、とてもそのトレンド、需要にキャッチアップしていくのは大変苦労がかかるように思えます。

新小樽少年

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