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僕がコーチングを受けようと思ったのは、嫌いな自分にサヨナラするためだった

こんにちは、Gallup認定ストレングスコーチのいがらしです。

最近日本でもようやくコーチングの文化が芽生えてきましたね。とはいえマーケットとしてもまだまだ黎明期的なフェーズではないでしょうか。
ですので、
「コーチングの情報って何を信じればよいのかわからない。」
「コーチと言ってもたくさんいすぎて誰を信じたらいいのかわからない。」
「そもそもコーチングって何なのかわからない」
といった課題も浮き彫りになってきています。

そこで今日は、僕がコーチングを受けようと決めたときのことについて書いてみたいと思います。
「コーチングに漠然と興味がある」
「コーチングってなんだろう」
「コーチングって、どういう人が受けるものなの?」
こんな風に思っている方がひとつの体験談として目を通していただけると嬉しいです。

<目次>
・いい加減見飽きてきた、自分のイヤなところ
・頼れる人がキッカケで出会った「コーチング」
・コーチングを受けるということは、弱い自分に向き合うということ
・自分はコーチングを受ける必要があるのか?
・心の負債をためこまない
いい加減見飽きてきた、自分のイヤなところ

当時会社の上司とうまくいっていなくて、信頼関係なんてズタボロのような状態でした。ただ上司としては悪気は全くなく、そもそも
「おれは自分以外の人間は信用していない」
「おれは人と分かり合えるなんて思ってない」
そういうスタンスの方でした。

そんなことを言われたらもう怒りを通り越して諦めのゾーンに入ってきます。何度歩み寄ろうと話し合っても突っぱねられ、の繰り返しで、もうその人と会話するのは辞めようと思ったし、そうしていた期間もありました。

でも一方で、そうやって人を否定してしまうような自分に対しても苛立ちを覚えていました。

結局そうやって相手を否定することで、自分を正当化し、弱い自分に何枚も鉄の鎧を被せてごまかしたかっただけなのです。

頼れる人がキッカケで出会った「コーチング」

でもその時にはそんなことには気づきません。

本当は気づいていたのだと思いますが、必死に、必死にその自分を見まいとしていました。

そんなとき、誕生日を迎えて34歳になろうとしていました。
今から9か月ほど前のことです。

自分はこのままでいいんだろうか?こんなこと、10年以上前からずーっと繰り返している気がする。実は知っている。自分のこんなところが本当に嫌いで、嫌いで、嫌いでしょうがない。

そこでふと、以前かなりお世話になっていた人が「コーチング」なるものをやっていたことを思い出しました。

そして迷わず連絡しました。

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うん、唐突ですねw
久しぶりに自分で読み返してみましたが、文字だけでもそのときの切迫感がよみがえります。

何とかしなきゃ。でもどうしたらいいのかわからない。もう一人で抱え込むのには限界だ…

そんな思いでした。

コーチングを受けるということは、弱い自分に向き合うということ

コーチングのコの字も知らなかった僕に、コーチはまずコーチングについて教えてくれました。また、CPCC取得者でしたので、CTIのco-activeコーチングについて、その他のコーチングスタイルとの違いについても教えてくれました。
(CPCC:CTIが認定するコーチング資格。Certified Professional Co-Active Coach)

まず、僕が最初にイメージしていた「コーチング」は「メンタリング」に近かった、という誤解に気づきました。
メンタリングはどちらかというとアドバイスをくれるイメージですよね。
対してコーチングはアドバイスはくれません。コーチと一緒になって考えていく。それだけクライアント側にも主体性が求められます。

ただ、あまり人から決めつけられたり指図をされたりするのが嫌いな僕にとっては、このコーチングのアプローチの方が納得感がありました。

結局自分で見つけないと、本質的に自分が変わることはできない。
自分で見つけるということは、弱い自分もしっかりと直視して、そこから逃げないということ。
何よりも、答えは自分の中にある。
まずは自分を真正面から受け止める必要がある。

もちろん勇気のいることでしたが、今がそのタイミングだと思い、コーチングを受けることを決めました。

自分はコーチングを受ける必要があるのか?

コーチングに興味を持つと、こんなことを考える人もいると思います。

金額的にはジムに通うとか、マッサージに行くとか、場合によってはそれ以上の費用もかかりますので、ご自身でしっかりと納得してから決めることをお勧めします。

そんなときにはぜひ、「コーチングを受けていって、半年後、1年後に自分がどんな姿でありたいのか」ということを考えてみて下さい。

①「そのゴールは出てくるんだけど、なんとなくモヤモヤする。スッキリと腹落ちしない。」という方
そんな方はコーチングを受けてみてもいいかもしれません。コーチングでは本当に自分が望んでいる未来なのか、というところから考え直します。本当にそれでなければならないのか。他の物を捨てたとしても、それなのか。

②「そのゴールは出てくるし、自分でも腹落ちしている。でも今の自分はそれに向かって進めているのか自信がない。」という方
一度コーチの方に相談してみてもいいかもしれません。もしかしたら一度話すだけでもスッキリして自信をもって日々を過ごすことができるかもしれません。そのような心のメンテナンスを定期的にした方が良いと思ったら、継続的にコーチングを受けてみてもいいかもしれません。

③「そんな自分が全く思い浮かばない」という方
あまり内省が得意でなかったり、日常が忙しすぎて自分の心の状態がほぐれていないのかもしれません。それは能力の問題ではなく、慣れ・習慣でどうにかなる可能性が高いです。定期的にコーチと話す時間を設けるだけでも、少しずつ自分の心の声に耳を傾けることができてくるかもしれません。

心の負債をためこまない

とまぁ色々と書きましたが、コーチングのテーマは自由です。

自分のありたい姿、向こう2週間のアクションアイテム決め、仕事がつらい、友人関係の悩み、恋人との悩み…なんでもです。

なぜかというと、自分に関することは、すべてがどこかでつながっているからです。

なので、自分が継続的にコーチングを受けてみて感じたのは、そんな自由なテーマで月に1,2回コーチングを受けるのは、例えてみると同じぐらいのペースで整体に行くようなものだということでした。

整体に行くと体がなんだか整ったような感じがすると思いますが、その心バージョンですね。どこか心が軽くなって、前向きな気持ちでまた頑張れる。

つまり、心の負債をためこまない、ということかもしれません。

僕はいまだにそのコーチから月2回、コーチングを受けていて、受けるたびに自分の心が軽くなり、前向きな気持ちになれているのを感じています。

その過程でなぜコーチになることを決めたのか?はまた別の機会に書いてみたいと思います。

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