僕が出会った風景、そして人々(番外編④)
僕はこの現場で、一人の青年と出会い、意気投合した。
名前は〇塚君、年は僕より2コ下だった。大学4年生で、夏休みを利用してアルバイトしていると言っていた。
休憩時間中、道端でぼんやりしている僕のところににじり寄って来て、「すいませーん、ちょっといいですかー。」と、何かの勧誘みたいに話しかけてきたんだ。
妙にのんびりしたしゃべり方をする奴だなと思ったが、何しろ僕は気が小さかったので、とりあえず如才なく返事をした。まあ、誰も知り合いがいなくて寂しい思いをしていたので。
「ボ