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好きなことで死なないクリエイターの広告技術②「見てもらえなければ無意味」

SNSは情報の奔流

 あなたは普段SNSを使用している時、どれだけの数の投稿に触れるでしょうか。

 もちろん人によって様々ではあると思いますが、一つ一つを数えていこうとするとちょっと手間だなと思う量になることは間違いないと思います。

 SNSはリアルタイムに更新されていく情報媒体です。あなたがフォローしている相手達は自分たちの思い思いの時間に発信し、また受信しています。あなたも例外ではないでしょう。

 そんな中に、あなたは自分の作ったものを知ってもらうべく投稿したとしましょう。

 ここで「リアルタイム」という特性が牙を向いてきます。

 その瞬間に居合わせた人がいれば、あなたの投稿を確認し、気に入ったなら何かしらのリアクションを返してくれることでしょう。よかったね。

 ですが、そのタイミングでSNSを開いていなかった人は? 当然、あなたの投稿を見ることはできません。

 であれば、どうすれば良いのでしょうか?

 はいそうですね、人が見ている時間に投稿すればいいのです。

 

 あなたの「シェアピークタイム」を理解する

 さて、クリエイターであるあなたならきっと、拡散を狙ってSNSに投稿したことがあるはずです。 

 その時、時間帯というものを意識していましたか? 意識していたのなら重畳。もし意識していなかったならこれから気にしてみましょう。

 これが意外と手っ取り早く拡散率をあげる手段の一つであったりします。

 では、どんな時間帯がいいのだろう? と考えるのが普通です。

 何かを疑問に思った時、人間はどんな行動をするかというと、

 「検索」するのです。

 さぁ、先達の集合知「インターネット」を覗いてみましょう。

 きっとそこには拡散されやすい時間帯というのが記されているはず。その時間帯を意識して投稿して見ようと思うはずですね。

 それで正解です。そうやって先人の知恵を借りながら試行錯誤してくことはとても大事なことです。

 ですが、ただ記されていることを鵜呑みにすることは大変危険です。

 多くの場合は拡散率が上がる可能性があります。ですが、それらのデータはあくまでも「大きな母数でみた傾向」であり、
 あなたにとっての投稿のピークタイムであるとは限らないのです。

 インプレッションが芳しくない。フォロワーからの反応が薄いと思ったのなら、タイミングを変えていかなければいけません。

 その時に考えるべきは、あなたの作品をみてくれそうな人の「人物像」をイメージしてみることです。

 これはマーケティングの分野において「ペルソナを設定する」と呼ばれる手法です。(後でこれについても記事にしますね)

 あなたの作品を好きそうな人物は、どんな生活リズムの人でしょうか? 世間一般的なサラリーマンタイプ? 夜遅くまで活動している趣味人? 早寝早起きの健康的な人?

 キーになるのは「何を(What)」ではなく「どんな風に(How)」
あなたの作品を楽しんでくれるのか、という視点です。

 その指標として最も適切なのは、なんと言っても「あなたのフォロワー」でしょう。

 フォロワーというのは本当にいろんなメリットのある存在です。あなたを癒したり、楽しませたり、あなたを死から遠ざける貴重な情報源になったりしてくれます。あと美容にもいい。

 フォロワーが多い人に美人が多いのはこの為です。

 

 激流に溺れさせない為に

 

 ですが、SNSというものは更新頻度がとてつもなく早く、消化も激しいものであることに変わりはありません。

 加えてSNSは長文を投稿することに向いておらず、その為にも「SNSの投稿は短くてインパクトに残るものを」と言うのが鉄則です。

 しかし、あなたがせっかく作った作品。あれも知って欲しいし、これも分かって欲しい。気持ちはわかります。

 その作品を産み落とすのに自分がどれだけ苦労したかこだわりポイントや話したい小ネタなんかもあったりしますよね。

 ですが残念ながら、SNSでは本当に伝えたいことを伝えきるのは不可能です。

 故に、あなたが小規模なクリエイターであっても、どうか「SNSだけ」の情報運用は避けてもらいたいのです。

 具体的に言えば、HPを作りましょう! と言うことです。 


 あなたが趣味で創作する分には必要ないかもしれません。

 ですが、私がここで伝えたい相手は「それで生きていくことを選んだ、簡単に死にかねないクリエイター」であるあなたです。


 SNSのアカウントだけで発信をしないでください。簡素で構いません。

HPを作ってください。

 そしてそのHPこそ、あなたと、あなたの作品達の情報の宝島にしなければいけません。SNSはその島への水先案内人です。

 あなたについての全てをそこに載せ、あなたの作品に興味を持った人を導いてあげるのです。ユーザーはその島を自由に探索し、気に入れば住んでくれるかもしれません。

 ですので、あくまでSNSはそこにユーザーを運ぶための渡し船に止める必要があります。情報の全てをその小舟に乗せてしまっては、島へと辿り着く前に沈んでしまってあっ溺れ死んでしまいますよ。

 HP作成に関しては、無料ですぐに作れるツールがいっぱいあるので、あまり気負わずに触ってみてください。

 また、作製したHPに載せるコンテンツの内容によっては、ポートフォリオとしての役目を担わせたりすることもできるので、特に系のクリエイターの方にはHPを作っておくことを推奨します。


最後に

 SNSは本当に多くの人が利用するコンテンツであり、だからこそ「知ってもらう」と言うことを目的にした広告という手法にマッチしていると言えます。

 ですが、「投稿」される内容はすぐに流されて消えていってしまうものがほとんど。その中で誰かに情報を届けると言うことは、そう簡単なことではないのかもしれません。

 それでもなお、ここまでいろんな人(それこそ個人から企業まで)がSNS自分を、自分の作ったものを知ってもらおうという営みを続けているのは、間違いなくそこに効果があるからでしょう。

 ならば、それを活かさない手はありません。死なない為にも、出来ることは何でもやるべきです。やれば実を結ぶと分かっている、負けない勝負を続けていくのが肝要です。

 しかし、このSNSを用いた広告がいつまで効果を発揮し続けるかは誰にもわかりません。

 今あるうちに活用しつつ、新しい道も探し続けていきましょう。

 私もあなたも、一緒にね(面白いメディアがあったら教えてください。)



これからも小規模クリエイターが「死なない為」にやるべき広報活動について記事を書いていきます。
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