見出し画像

DXが私にもたらしたもの


理想の職場環境を辞める話。

大手安定企業。
完全土日祝日休み。
都内の綺麗なオフィス。
産休・育休制度を申し分なく取得。
週5テレワークで時短勤務。
仕事の量も程よい。
人間関係良好。
なんなら金払いもよし。

かつて、不幸のどん底に居たときに、
「そんな会社あるわけない。低学歴のくせにそんな会社を探すこと自体甘え。」

って言われていましたが、
そんな会社とご縁があり、今働いて気づけば8年あまり。
(出会いについては別記事にてご説明します)

そんな恵まれた環境をどうして手放すかと言うと、

働き方改革によるペーパーレス化と DX 化という時代の流れである。

私は数年前まで、役員秘書をしていました。

数年間努めたあと、会社の経営統合が決まり、

統合後の会社
「宿泊手配も新幹線手配もネットから自分でできるよね?」
→秘書というポジションそのものが廃止。

秘書だけではなく、その他一般事務も受け持っていたが、

統合後の会社
「請求書はWEBから見られますよね」
「ファイリング、押印は必要ありません」「各種申請用紙は電子承認で今後不要です」
→廃止。
これにより、私が持っていた7割の仕事は無くなった。

今は、依頼されるExcelの作表、パワーポイント資料の作成のみをしています。

上司からの言葉

「じゅんこさんのポジションはゆくゆく自動化されて無くなっていくから」

「他の部署から“欲しい”と言われる人材になれるように、頑張ってね」

「仮に他のジャンルで仕事がしたいのであれば、今の仕事でとびきり成果を出して、そこに抜擢したいと思われる人材になってね。」

仮に上司は頑張ってほしくて放った言葉だったとしても、

私のモチベーションは急降下しました。

…なんで会社は、
「引き抜かれるように」とか、
「抜擢されるように」とか、

次のステップをもとめてくるんだろう??

私は私のペースで、人事通達で出た先で、
役割を一生懸命こなしているだけなのに。

もう感謝をされないなら、感謝されたぶんだけ評価されるフィールドに行きたい。
そう思いました。

DXが私にもたらしたもの

DXより人手不足は解消されます。

上記を見て、
「DX推進羨ましい。いいじゃん、私の会社なんて未だに紙で〇〇なのに…」

と言う人がたくさんいることも、きちんと理解しています。

でも、
私がこれまで担当していた業務がなくなった。

…一生懸命働いてきた会社から、
必要とされていないような気持ち。

それが、どれだけの虚無感を感じたことか。

これまた時代の流れでオフィスはフリーアドレス化になり、
自分の席の袖机に物を入れられなくなった。

入社してからつけていたノートも処分することになった。

リングノートで8冊にもなっていた。

そこには
“こうしたら効率よくできる”
などの、前向きな内容ばかり。

胸がチクチクと傷んだ。
目頭が熱くなるのを感じた。

「この時の私、仕事を…楽しんでたな…。」

総務も秘書も庶務も雑務も、
紙での細かい整理整頓も、
全てをうまくこなしている自分が好きだった。

キラキラ輝いているようにも見えた。

その時からずっとつけていたノートを処分することも、
過去の頑張りを捨てるような気持ちになって、

心に風が吹いた。

仕事を淡々とこなすだけでも、
人からありがとうと言われる、
接客来客対応が好きだった。

今の時代はとかく、人との接触を必要とされないことが吉とされている。

でも私は、来客対応や電話対応で
「じゅんこさんは、いつも対応が丁寧でいいね!」
「いつもありがとう!助かるよ!」
と、言われる人と人とのつながりが好きだった。

すべてに
「だった」がつく。
過去形なんだ。

どうやら私は平成に取り残されてしまったらしい。

過去には電話交換手やエレベーターガールなど、そういった職種があったようだが消えていった。

それと同じく、私が好きでやっていた、
電話対応や来客対応お茶汲み
時代とともに消えていった。

きっと時代と共に消えていった電話交換手やエレベーターガールの方だって、
きっと好きで誇りを持ってやっていた人も中にはいたであろう。

探せば、誇りに思っていたその仕事を、
泣く泣く手放した人も、たくさんいると思う。

歴史は繰り返すというが、まさに私は変遷期を生きているんだ。

そして決めた

私だって、
DX人材として勉強し直そうか?
Excelや秘書のエキスパートを目指そうか?転職しようか?

など、いろいろと考えた。しかしどれを探しても、

「私じゃなくてもできる仕事は、またいつか同じように消えてしまうのではないか?
そうであれば、私にしか出来ないことをやろう。」

それは、
《私の人生経験で学んだことを発信すること》

だったのです。

私の歩いてきた人生は、誰にも真似できない。
近い経験をした人がたくさんいたとして、
その人と私は、また違う人間で、違う思考を持っている。

こうして、自己紹介にもありますが、
こうして現在はカウンセラーを目指して勉強中です。

私の経験が、1人にでも良い影響をあたえることができれば…。

誰かの心の拠り所になれれば。

誰かが、私と話をすることで救われれば。

誰かのために生き、私なりに努力した先に感謝がついてくるような、

そんな人生を歩んで行きたいと思います。

どんなにDX化が進んだとしても、
人と人との繋がりはゼロになることはないと思います。

少なくとも私は、
人にしかできないことがあると思っていますし、

人が好きで、
人との繋がりが好きです。

まだこう思い始めて間もないこともあり、具体的な方針は定まっていないところもあります。肩書もありません。

「○○カウンセラー」と名乗れる日はまだ先だと思います。

けれどゆっくりでも、
着実に、動き出してみようかと思います。

「一生懸命やってきて、気がついたら誰かの為になっていた」

と言える日が来ることを願います。

このNOTEを通じて、
同じ志を持っている方や、すでにその道でご活躍されている方ともコミュニケーションを取っていけたらとも思っています。

また、
失恋のトラウマを抱えている方、
恋愛・婚活にお悩みの方、
ブラック企業でのトラウマを抱えている方からの人生相談についても、引き続き募集中です。

「じゅんこさんにお話を聞いてもらえて心が楽になった」

「周りの成功に対して焦っていたけれど、もっと肩の力を抜いて、自分らしく生きていいんだと思いました」

など、感想を頂いております。

またお悩みなどが無くても、
本投稿について感想などありましたらコメント頂けますと、大変励みになります。

返信が遅くなる時もありますが、きちんと拝見しております✨

長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

皆様、応援どうぞ宜しくお願いします。

あなたの人生が、
理想以上のものになりますように🌹✨


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?