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私が、Web3で起業を決意した訳

私は、子供の頃の人種差別経験から、他人を人種、ジェンダー、障害、容姿等人を"見た目"で差別するようなことは、絶対にしないという強い信念を持っています。

人生3度目の起業をWeb3と決めたのも、単に時流に乗れるからという理由だけではなく、
"差別なき世界"という私の信念とも、深く関係があるからです。

Web3が目指す、メタバース、アバター、仮想通貨、NFTやトークンで形成される、エコシステムという、Web3のバーチャルの経済圏は、
人類がはじめて、"見た目"に左右されずに活躍できる"公平"な世界です。

アメリカ生まれのV-Tuber事務所V-Shojoの人気No1のV-Tuberの中の人が、車椅子の女の子なのは、有名な話し。

V-Tuberの世界もそうですが、Web3が目指すバーチャル経済圏は、自身をアバター化することで誰もが"見た目"に関係なく活躍できる"フェアな世界"づくりに貢献し得ます。

容姿、人種、ジェンダー、障害等見た目に左右されず、誰もが活躍できる、真にフェアな経済圏づくりに少しでも貢献できる千載一遇のチャンスととらえ、Web3での起業に挑戦することを決めました。

子供の頃の人種差別体験


私は、幼少期をオーストラリアで過ごしました。

家の前に広がる美しい海。朝、現地の友達と波乗りしてから、スケボーで学校に通う日々。

オーストラリアでは、たくさんの楽しい想い出があります。

しかし、オーストラリアは、長年、「白豪主義」という、白人以外のアジア系有色人を排斥する考えが伝統的にある国です。

オール白人の現地私立校の中で誰一のアジア人として少年時代を過ごした私は、白人による、
人種差別日常茶飯事に経験しました。

学校帰りのバス停で、白人がアジア人をバカにするときによくやる目をつり上げるポーズ
とりながら、「ジャップ、アウト」や「ファッキン、アジアン」と何度も言われたことがあります。

チャイニーズ、Chinese
ジャパニーズ、Japanese
ダーティーニーズ、Dirty Knees
(=汚い膝=アジア人=物乞い)、
ルック・アット・ズィーズ
Look at these‼︎
(コレ見て=おっぱい=買春の誘い)
というアジア人を侮辱する歌を口ずさみながら、学校の先輩による殴る、蹴るの暴行を何度も受けたことがありました。

経験したことがある方ならわかると思いますが、人種差別を受けた時は、何とも言えない悲しい気持ちになります。

アジア人差別


全ての白人とは言いませんが、15年白人社会の中で生きてきて、断言できるのは、多くの白人には、無意識レベルアジア人を見下す傾向があります。

彼らにとって、ジャパニーズ、チャイニーズ、コーリアンは関係ありません。

そもそも世界規模で見れば、日本人は、マイノリティ人種。

私たちがガーナ人とセネガル人を見分けられないように、海外の方にとって、日本人と中国人も同じに見えます。

私が悲しく感じたのは、コロナ禍の中で起きた数々のアジア人への無差別な暴力行為「アジアン・ヘイト」は、白人だけではなく、黒人やヒスパニックも多く加担したこと。

人を見た目で差別するような
日本人には、絶対になりたくない


日本には、近年数多くの観光客の方が世界中から来日します。

日本は、単一民族島国

そのことと関係があるのか知りませんが、ネットでは、同じアジア人観光客への差別的な発言を多く見かけます。

「声がでかい」、「マナーが悪い」等特に中国人への批判的な声が気になります。

中国人が悪気もなくしていることは、日本では、「マナーが悪い」とされるのでしょう。

でも、日本人の、悪気なく、海外のレストランでズルズルと音をたてて、スープやパスタを食べる姿は、欧米人から見たら、とてつもなくマナーが悪くうつっています。

全ての日本人とは、言いません。

白人の中に無意識レベルでアジア人に対して差別意識があるように、日本人の中にも、白人にコンプレックスを持ちながら、無意識レベルで同じアジア人に対して、偏見差別意識がある方が多々います。

いかなる差別は、人間性のレベルとしては、最低です。前時代的で、とにかくカッコ悪い。

19世紀は、ヨーロッパの時代。
20世紀は、アメリカの時代。
21世紀は、アジアの時代

いよいよ、アジアの時代の到来なのに、残念ながら、日本は、かつてのような、経済大国として世界に影響を及ぼすことは、もうないでしょう。

しかし、これからは、文化や道徳等ソフトパワーで世界を席巻できる素晴らしい時代が到来しました。

アニメ、マンガ、ゲーム、V-Tuber等日本の2次元コンテンツとWeb3の相性が極めて高いというのも、私がWeb3で起業したいと思わせてくれた、もう1つの要因です。

私たち日本人は、今までかつてない程グローバル化することが求められていると思います。

グローバル社会の一員として、日本人としてだけではなく、アジア人としての意識と高い誇りを持つ

何より、メタバースなどブロックチェーンテクノロジーによって形成される、"見た目"に左右されずに誰もが"公平"に活躍できる新しい経済圏の中では、そのような前時代的な価値観を持っている人は、絶対に活躍できません

私は、来たる新しい時代に備える為にも、無意識レベルでも、決して、人種、ジェンダー、障害、年齢、容姿等人を"見た目"で差別するような日本人には、絶対になりたくないと改めて思いました。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。

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