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無意識への扉


 前回、noteに投稿した「ものの流れ」にしたがうことを意識するようになり、以前より夢を見ることが多くなった。

ものの流れ|junchan|note


今更であるが、夢が覚めた直後は、記憶が残っているが、時間が経過してしまうと大半は忘れてしまう。
今まで夢日記をつけたことはなかったが、河合隼雄氏の著書の中でも夢、イメージ、シンボルが登場し、無意識との関係性に関して書かれており、夢への関心が強くなった。

夜になって眠っているあいだ、無意識は活性化され、その動きを睡眠中の意識が把握し、それを記憶したものが夢なのである。夢は意識と無意識の相互作用のうちに生じてきたものを、自我がイメージとして把握したものである。

(中略)
イメージやシンボルは人間の無意識の探求には不可欠の素材なのである。われわれはそれらを通じて無意識を知るべく、その特性をできるかぎり言語化し、意識化することに努めるのであるが、それによってもなお常に把握し残された部分のあることを忘れないと同時に、言語化を焦りすぎて、それらの生命力を奪ってしまうことがないようにも注意しなくてはならない

河合隼雄著 無意識の構造から抜粋

無意識の構造 / 河合 隼雄【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)


以前は、何かに追われるような夢を時々みたことがあったが、最近は、仕事の責任が少なくなったこともあり、怖い夢はなくなった。
先月から目が覚めた際にすぐにメモできるよう枕元にメモと鉛筆を置いて眠り、夢で登場したイメージ、象徴されるものをキーワードとして残す作業をはじめた。
ホロスコープのサビアンシンボルも、12サインのそれぞれの30の度数に働くエネルギーを比喩としてあるものや状態として象徴させているシンボルであると思うので、そのイメージで記憶に残る夢の欠片からイメージとして感じていければと思う。

河合先生が語られていたが、夢も含めてすべてのものは二面性を含んでおり、夢の分析に対してもその視点を意識すること、そして夢を知識でジャッジしないことが大切な点であるように思う。

目が覚めたときに覚えていた夢の象徴、キーワードも夢の一部にしか過ぎないと思うが、積み重ねていく中で、繰り返し出てくるものや出来事を傾向としてみていくことで何か浮彫になるのではと感じている。

ちなみに先月からの私の夢でよく登場してくる場面は、新幹線、駅、居酒屋
で、ものとして出てくるのか仕事に関係する机、カバン、ノート、スマホ、いずれも仕事に関係する場面やもの、上司がよく登場する。以前よりは責任は減ったとはいいながらも、仕事に対して生真面目な私自身を象徴している感じがした。

ユングの考え方を踏襲した夢分析のサイトを参考までに。

夢分析のやり方を紹介 | 夢と解釈のサイト (dreameyes.shop)


ホロスコープ的には、無意識に関連する要素といえば、魚座であり魚座の支配星である海王星。
私は9室蠍座に海王星とカルミネートする木星(射手座に近い)が存在し、海王星は3室牡牛座水星と木星は3室牡牛座太陽と180度のアスペクトを形成する複合アスペクトを形成している影響が強く、意識の学問、無意識の扉には強く惹かれてきた。

10代から20代半ば精神世界に惹かれて瞑想、宗教にはまっていた時期があった。瞑想や純粋に宗教に惹かれることに良い、悪いはないと思うが、今から振り返ると、それを受け止める私自身の在り方が、海王星の沼にはまってしまい、現実的な牡牛座の太陽、水星と連携した向き合い方ができていなかったように思う。

こうして河合隼雄氏の著書と出会い、コンステレーションで自分自身を物語として表現していくこと、さらに物語から生まれるイメージ、象徴は無意識への扉であるということへ導かれてきた流れであるが、無意識の沼にはまりこばないよう無意識の扉をきちんと開け閉めできる牡牛座の要素を意識していくことで3室牡牛座太陽も自ずと輝いていくように思う。

コンステレーション|junchan|note



無意識の扉を開ける冬の霧


※俳句と写真日記を毎日更新中

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