第2回:DnoteLR⁺開発秘話
DnoteLR⁺は「想定外」で誕生した技術です。もともとはスマートフォン用の小型のスピーカーでどうやって良い音を出すか?という試行錯誤の末に開発された弊社の「DTSCエンジン」というスピーカーの振動板の数値エミュレーターを「ステレオで使ったらどうなるだろう?」というエンジニアの遊び心から生まれました。
つまり「スマートフォン用のサラウンド技術を開発する」という目的で生まれた技術では無いのです。
今となっては笑い話ですが、DnoteLR⁺にサラウンド効果があるのは分かったけれど、その理由が当初はまったく解かりませんでした。理論的な裏付けがないものを、商品として販売することはできません。
DnoteLR⁺は「DTSCエンジン」というスピーカーの振動板の数値エミュレーターを使って、右のスピーカーから左の耳に漏れる(本来は聞こえてはいけない)音を左のスピーカーを使って消しています。同時に左のスピーカーから右の耳に漏れる音を右のスピーカーを使って消しています。つまり、広いライブ会場や舞台の実況音源を、録音した環境(空間のひろさ、スピーカー位置、歌手の立ち位置)に近づけるように再生しているのです。
実際には、幅数十センチしか離れていないスマートフォンの左右のスピーカーから音が鳴っているにもかかわらず、DnoteLR⁺技術によって「左右のスピーカーのその先から音が聞こえるように脳が錯覚をおこす」のだとご理解ください。
これからも「DnoteLR⁺」技術を、優しく解説していきますので、よろしければスキ&フォローをよろしくお願いします!
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
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それでは、次回のコラムをお楽しみに。
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