台東区・文字をつづるノート作り(#48)
思いついたことは何でもノートに
わたしはいつもB5サイズのノートを持ち歩いています。
ノートには日記を書いたり、ブログのネタをまとめたり、思いついたことを何でも書き留めています。
すると友達が
「カキモリっていうお店知ってる? 自分の好きなノートを作れるんだって」
と教えてくれました。
ちょうど今使っているノートが終わりそうなので、早速カキモリに行ってみることに。
台東区三筋にある「カキモリ」
カキモリは台東区三筋にある文房具店。
一見するとカフェと間違えてしまうような、おしゃれな外観が特徴です。
お店はワンフロアで、サクッと回るのにちょうど良い広さ。
何フロアもある大型文房具店を回るのもいいけど、あまり大きいお店は回る方も気合が入ってしまうんですよね。
「すいません、ちょっと聞きたいんですけど」
ノート作りの前に、わたしは女性のスタッフさんに声をかけました。
「自分は左利きなんですけど、インクがにじみにくいペンってありますか?」
左利きの悩み。それは左手で字を書くと、文字に手が当たってインクがにじんでしまうのです。
かといってインクが薄い・細いペンも好きじゃない自分……ペン選びはいつも時間がかかります。
店員さんは「わかります、わたしも左利きなので!」
と言って、おすすめのペンを教えてくれました。
カキモリで扱っているペンは種類豊富で、見たことのないメーカーのペンが多数ありました。
素材が豊富!ノート作り
続いてノート作り。予約などは不要で、すぐに始められます。
まずはノートのサイズ選び。大きさは
・B5(大学ノートサイズ)
・B6(B5の半分サイズ)
の2種類からチョイスします。わたしはいつも使っているB5サイズにしました。
店内に置いてある「トレイ」を取ると「表紙・背表紙・中紙・リング」などのパーツを選んでいきます。
まずは表紙選びですが、これが悩む!
「革だと気合が入りすぎだな。雑記帳だから、もっと手頃なデザインは……?」
さんざん迷って決めたのは「オレンジ」と「ブルー」という組み合わせ。
雑貨屋さんにありそうな、おしゃれなノートをイメージしました。
続いてノートのページ部分である「中紙」を選びます。
「カキモリ」の面白いところは、ノートの紙も自由に選べるところ。
文字を書く紙はもちろん、水彩画に使う「水彩紙(高い)」や漫画向けの「コミック紙」まで揃えてあり、そのこだわりぶりにびっくりです。
様々な紙に試し書きをして
「この紙はインクがにじみやすいな……」
「この紙、高級感がすげぇ!インクが輝いてる!」
という風に、自分の求める書き心地を追求できます。
わたしは前述の通り左利きのため、インクがにじみにくい中紙が使いたい。
色々試した結果「フールス紙」という紙が一番しっくり来る気がしました。
「それにしても、スタッフさんの字キレイだな……」
店内にはスタッフさん手書きのノートが置いてあるのですが、字があまりにも美しい。
文字がキレイだと書き手の品性が伝わってくる気がします。
製本を待つ間、カフェで一息
最後はリングの色を選び、スタッフの人に製本を依頼します。
わたしはリングノートのリングが手に引っかかるのがイヤなので、リングが手に当たりづらい「上下留め」を選びました。
そこまで配慮してくれるとはわかってる!
製本には30分かかるため近くのカフェでお茶をすることに。
「81蔵前カフェ」は動物たちとふれえるのが人気のカフェ。
店内では看板犬「ラッキー」と招き猫の「ハッピー」が、ストーブに当たりながらうたた寝をしていました。
ノートとご対面!
カフェでくつろいだ後「カキモリ」でノートを受け取ります。
完成したノートは想像の何倍も素敵な仕上がりでした。
表紙のオレンジは「ディックブルーナ」の絵本に出てきそうな淡い色。
また、表紙の掛けボタンが
「このノートには自分しか知らない秘密が書かれているんだぞ」
というワクワク感を演出します。
家に帰ると早速ノートに何か書いてみます。適当なものが思い浮かばないので、料理のレシピを模写。
たまには落書きも。
うーん、自分で選んだだけあって、紙がすごく馴染みます。
手書きっていいな
今はスマホやパソコンで文字を打つことが多い時代。でも、文字は自分の手で書くのが一番だと思うのです。
無心で字を書いていると、自分の思考がクリアになったり、新しいアイデアが生まれたり、様々な連鎖反応が生まれるのです。
カキモリのノート作りで、改めて手書きの良さを実感しました。
店舗情報
店名:カキモリ
HP:https://kakimori.com/
住所:東京都台東区三筋1丁目6−2
アクセス:浅草線 蔵前駅 A3出口徒歩8分
体験料金:約2,000円~(選ぶ紙・パーツによって異なります)
ノート作りは予約不要です。受け取りには最低30分かかります。
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