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浅草・とんぼ玉&羊毛フェルト(#17)

アソビュー・ものづくり部について

2016年当時、アソビューでは社内部活動が盛んでした。
「SUP部」や「サウナ部」など、メンバーで集まっては仕事終わりなどに遊びに出かけるのです。

わたしは「ものづくり部」という部に入っており、夏祭りやハロウィンなど、「イベントの装飾」を作る活動をしていました。

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↑ハロウィンの飾り付けの写真

メンバーは当時5人おり、わたし以外は全員が女性。
部長はKというwebデザイナーで、わたしは普段から彼女のことを「部長」と呼んでいました。
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↑とんぼ玉を体験するK部長

浅草・ものづくりハシゴツアーを提案する

社内イベントの「夏祭り」が終わり、ものづくり部の活動が一段落したある日。
「ものづくり部で、なにか面白いものづくりを体験したいな」

そう思ってアソビューを検索していると「浅草」に「ものづくりのお店」がたくさんあることを発見。
どうやら「江戸切子・とんぼ玉・羊毛フェルト・藍染」など、ユニークな遊びを体験できるようなのです。
しかもお店同士の距離が近いので、お店をハシゴすることも可能!これはアツい!

「みんなで浅草・ものづくりツアーに行こうぜ!」
わたしの提案がきっかけで、「浅草・ものづくりハシゴツアー」が開催されることに。

コロンと丸いとんぼ玉作り

ツアー当日の朝。
まずは「浅草とんぼ玉工房」で、とんぼ玉作りを体験しました。

とんぼ玉とは?

とんぼ玉とは、ガラス棒を溶かして、くるくると丸く巻き取ったガラス玉のこと。ランプの炎で作ることから、英語では「lamp beads」と呼ぶそうな。

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まずは講師の方が実演。ガラス棒をバーナーで炙ると……ガラスがくてくてに溶けていきます!

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真っ赤に燃えるガラスは、まるで太陽のようにキレイ!。あとはガラスをくるくる巻き取って、形を整えれば完成です。

わたしたちも実践してみます。
「落ちる、落ちる!」
ガラスが雫のように溶け落ちそうになるので、常にくるくる回転させて形を整えます。まるでケパブを焼く機械みたい。

溶けたガラス玉に「ミルフィオリ」と呼ばれるガラス粒を混ぜると、オリジナルデザインのとんぼ玉の完成です!

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※とんぼ玉・イメージ

作ったとんぼ玉は1時間ほど冷やしてから完成とのこと。
わたしたちは他の予定が終わってから取りに行くことにしました。

ちなみに講師の方に「浅草はなぜものづくりのお店が多いのですか?」と聞くと、
「ものづくりのお店には区が助成金を出してくれるから」
と教えてくれました。

昼からビール!炸裂女子会

とんぼ玉作りが終わったのはちょうどお昼頃でした。浅草ということで、もんじゃ&お好み焼き屋のお店でランチを取ることに。

T女史「あたし、ビール飲もうかな」
K部長「大丈夫? もう一軒行くのに」
T女史「大丈夫。むしろ飲まないと手が震えるから……
K部長「アル中かよ。わたしも飲んじゃお!」
わたし「(ハードなガールズトークだ…)」

モコモコ・羊毛フェルト体験

ランチのあとは二組に別れて「羊毛フェルト」と「リューター」を体験することに。

自分は「羊毛フェルト」組で「クリームシエナ 浅草橋(※現名「アルチザンシマ」)」へ。

「クリームシエナ 浅草橋」は、羊毛フェルト作品のオーダーメイドを行っているお店。

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ドアをくぐると、本物そっくりのフェルト作品がお出迎えしてくれます。

針でひたすら刺しまくる!羊毛フェルト体験

羊毛フェルト体験では、フェルトの「ネコ」を作ります。
作り方はいたってシンプル。もこもこの「羊毛」を「フェルト針」でザクザク刺すだけ。

フェルト針には「かえし」が付いており、針で刺すと繊維がからまって、ボールのようなかたまりになるのです!

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刺せば刺すほど毛玉がまとまって仕上がりがキレイになるため、みんな会話も忘れて夢中で刺します。

また、針を刺す時の「ザクザク」という音がコーンフレークを食べた音のようで小気味いい!もう針を刺す手が止まりません。

大きな丸が完成したら、そこに耳や「鼻タブ」などのパーツをくっつけて、ネコちゃんのできあがり!

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「ちょっと耳がうさぎっぽくなっちゃったな……」

次の日、会社で作品を見せて回ったら、
Mさん「わっ、かわいいうさぎ!」
Oさん「違うよ、ねずみでしょ?」
わたし「(小声で)ネコです」
ふたり「あっ、ごめん……」
と、みんなから壮大な勘違いをされて少しへこみましたが、かわいいので結果オーライ!

他のメンバーの作品を見ると、どれもネコの瞳や顔の形までそれぞれ個性が感じられます。

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機織りを体験した時もそうだったけど、シンプルな作業を繰り返すのってちっとも飽きなくて、結構性に合っている気がしました。

体験が終わると、「リューター体験」に行ったメンバーと合流。
彼女たちは「ちいさな硝子の本の博物館」というお店に行ったのですが、
「お店の人が体験中の写真撮ってくれて、すごく良かった!」とのこと。

メンバーが揃うと「浅草とんぼ玉工房」にとんぼ玉を受け取りに行き、完成品とご対面。
赤い玉に花柄模様が溶け込んだ、かわいいイヤリングができあがりました。

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初めてイヤリングを着けてみた

せっかくなので、男だけどイヤリングを着けてみました。
「耳たぶ重っ!」
少し顔を動かすだけでイヤリングがぶるんぶるん震えます。これ、耳たぶがちぎれるんじゃない? イヤリング着けている女性がみんなこんな思いをしていたとは……
「なんか新宿二丁目にいそう」
わたしのイヤリング姿を見て、K部長は言いました。
(※完成したイヤリングは母に献上しました)

最後はみんなで品評会

カフェに集まると、みんなで品評会をします。お互いのとんぼ玉や、リューター体験・羊毛フェルトの作品を見せ合ったり、女子力高い!

カフェを出る頃には夕方になっており、すごく充実した1日だなとほくほくした気分。
帰りのバスを待っている間、夕陽を見ながら「今日も楽しかったなぁ……」と幸せを噛み締めていた瞬間は、今でもよく覚えています。

休日やることに迷ったら、浅草に行け!

「自分でイベントを企画して開催するのって、大変だけど楽しいな」
この体験がきっかけで、わたしは浅草を舞台に「飴細工&瓦割りツアー」「江戸切子&とんぼ玉ツアー」など、さまざまなツアーを開催するようになりました。

複数のツアーを結びつけて「○○ツアー」と名付けると、それだけでワクワクする響きが生まれてくるのです。

また、一つの体験が1~2時間で終わるため、1日に2軒もお店を回ると、「俺、今日メッチャ遊んだわ!」という充実感がすごい!

しかも浅草は観光地だから、町歩きや飲食スポットもバッチリ。東京には長年住んでいたけど、こんなにポテンシャルが高かったのかと痛感しました。

ブログ版・浅草の遊びまとめ↓

浅草ものづくりツアーで学んだこと

・浅草はものづくり体験のメッカ。色々なお店を1日で回れるので、超ポテンシャルが高い

・自分でツアーを開催すると充実感と達成感がすごい

・昼からビールを飲む女子はワイルド

ものづくり部のその後

その年から会社全体が忙しくなり、社内イベントを開催する機会も減少。ものづくり部で集まることもなくなっていくのでした。

勤務時間のあとでものづくり部で集まって、会社の隅っこでポスターを描いたりお面の切り抜きを作ったこと。「大人になってもこういう時間ってあるんだな」と、わたしは今でも思い返します。

店舗情報

「浅草とんぼ玉工房」は、現在アソビューには掲載されていませんが、とんぼ玉体験は今も開催中です。作れるとんぼ玉の種類が多いので、ぜひHPをご覧あれ。

店名:浅草とんぼ玉工房
HP:http://www006.upp.so-net.ne.jp/asakusatonbo/
住所:東京都台東区6 西浅草3-6-13 大西ビル一階

クリームシエナ 浅草橋は、現在「アルチザン・シマ」という名前で営業中。「体験教室」として羊毛フェルトを体験できるようですが、内容は不明です。

店名:アルチザン・シマ
HP:http://creamsienna.com/index.html
住所:東京都台東区蔵前1丁目5-8 シスコビル2F

こちらのマガジンでは、アソビューを100回体験したレポートをまとめています。あなたの「やってみたい!」が、きっと見つかるはず!



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