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エクスペリメンタル・ジェットセット「アルファベット改革委員会」

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エクスペリメンタル・ジェットセットのインスタレーション「Alphabet Reform Committee(アルファベット改革委員会)」は2つの要素で構成されています。
ひとつはガラス張りのパビリオンが存在するローザルクセンブルク広場という街。
もうひとつはアメリカのローファイミュージシャンIan Svenonius(イアン・スベノーニアス)のサウンドトラックが、パビリオンのスピーカーを通して演奏されること。このサウンドトラックはアルファベットについて討論をしている人々の声(架空の「アルファベット改革委員会」)で構成されています。

アルファベットのポスターで埋め尽くされたガラス窓とそのガラス窓をスピーカーに変えるシステムを仕込んでいます。

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スピーカーから流れる「吃音の単語」「憶測の頭字語」「およびランダムなフレーズ」。
よく聞いてみると、これらの語句はすべて、「B-A-B-Y-L-O-N(バビロン)」という言葉の断片を含んでおり、パビリオンとその周辺環境(ローザルクセンブルク広場:ベルリンに現存する最古の映画館「バビロン」があります。)を結びつけています。
ベルリンのローザ・ルクセンブルク広場は、ナチス時代のホルスト・ヴェッセル広場のことで、映画館「バビロン」は1929年に作られた最後の無声映画用映画館で、ナチス時代、地下抵抗活動の拠点のひとつだった。
街路標識により街は言語的宇宙となり、読み間違いや読み直しによりアルファベット再形成される。架空の「アルファベット改革委員会」はパビリオンで会議を繰り返す。

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Experimental Jetset - A-R-COnline archive of Amsterdam graphic design studio Experimentawww.experimentaljetset.nl


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