8ヶ月目の近況報告~ポリオワクチンキャンペーン~
こんにちは、プリンセスです🙌
この時期は一年で一番寒い時期 in Zambia!
日本にいる家族や友だちから、電話やテキストで話しているときに、
「こっちは朝晩結構冷えるで~~」と言うと
「アフリカなのに寒いん!?!?😳」という反応ww
たしかに、昔は私も「アフリカって、サバンナがあって、砂漠あって、日差しも強くて、暑そうなイメージ!」を持っていたので、そういった反応はとてもよく理解できる😂
なんなら小さい頃は、日差しが強くてめっちゃ日焼けしているからアフリカ系の人は肌の色が濃いのだと思っていた…
行ってみないとわからないこと、
住んでみないとわからないこと、
百聞は一見に如かずなことってたくさんあるな~
と改めて感じる今日この頃です。
Imposter syndromeから抜け出した6月中旬
先月の記事でも書いたように、メンタルの状態がひじょーーーに良くなく、Imposter syndromeに浸っていた5月。
6月も引き続きそんな状態が続いていたけれど、
少しずつ上向き傾向。
ときには立ち止まることも必要だし、
完全に立ち止まらなくとも、日々少しでも行動を起こしていけば、
道が開けることもあるんやなあ、と感じたここ一ヶ月でした。
Synthesise the past documents
なかなかプロジェクトが進まない中、フィールドに出られない中、
オフィスに座っている間に何か生産的なことができないかと考えた結果、
―これはWHOのスタッフからアイデアをもらったのですが―
今までのドキュメントを集めて、synthesisしてみよ~と思い立ちました。
私が今所属しているクラスターは、
Emergency Preparedness and Response (EPR)と言われるもので、
要するに何かのアウトブレイクが起こったときに対応したり、
アウトブレイクに備えるためのプロジェクトを担当したりするチーム。
アウトブレイクが起これば、必ず介入をするわけで、
介入したのなら、その介入がどうだったのか?を評価する必要があります。
(これはWHOの介入だけではなく、国として、アウトブレイクが起きた地域の動き方としてどうだったか?という視点です。)
実施した諸々のことをアウトブレイク中に振り返るのをIntra Action Review (IAR)
アウトブレイク後にアウトブレイク中に実施した諸々のことを振り返ること(事後評価)をAfter Action Review (AAR)
と言います。
例えば、COVID-19のパンデミックへのレスポンスは未だに完全収束したわけではないので、今までのところ、IARが数回実施されていますが、AARは実施されていません。
コレラはほぼ毎年のようにどこかの州や地区でアウトブレイクが起こっているので、そのアウトブレイクごとにIAR・AARともに実施されています(短期間のアウトブレイクだとIARが実施できていないときもありますが)。
これらのIAR・AARを読んでいて、常に同じような課題が挙がっているように感じまして…。
介入がどうだったのかを振り返り、
次のアウトブレイクに備えて、どう改善していく必要があるのか、
改善するためにどんなプロジェクトが必要なのか、
を考えることはもちろん大事。
ただ、同じようなことを言及し続けているということは、
振り返りをして文書化したことに満足して
自分たちで見出した課題に着手できずにいるということだと思うわけ🤔。
ただ、読んだ文書が2つだったので、
毎回同じようなことが課題として挙がっていそう、という仮説にエビデンスを持たせる必要があると思い、もう少しかきあつめてみることに。
最終的には、Policy brief的なものまで作成したいな~~と考えています。
Polio vaccination campaign!
6月の後半は、ザンビアのChild Health Weekに合わせて、主にWHO、UNICEFがファンディングしてポリオのワクチンキャンペーンが実施されました。
フィールドにも出たかった私は、
自分の所属しているクラスターのリーダー、
予防接種キャンペーン担当者、
ポリオワクチンキャンペーンの担当者に
「私も参加させてください!!」とメールし、チームに入れてもらうこと。
WHOスタッフは、一つの州や地区を任されて、そこで動いているチームやヘルスセンターのスーパービジョンを担当するのですが、私はフィールドに一人で出るには現地語も十分でないし、こういったキャンペーンに参加するのも初めてなので、ポリオ関連の活動に長年従事している人と一緒に働かせてもらうことになりました。
こういったワクチンキャンペーンでは、ヘルスセンターのように一つの場所でサービスを提供するタイプと、
一つ一つの家を訪問して、予防接種対象者がいないか、いたら接種を実施し、なぜそのワクチン接種が必要なのかを説明し、訪問し終わった家の壁に「終わったよ~」というマーキングをする、といった一連の過程を行うhouse-to-house visitタイプがあります。
我々は、ヘルスセンターで、キャンペーン期間中の日々の家庭訪問の動き方を示したマップがあるか、cold chainが機能しているかをチェックしたり、
フィールドに出ているチームと共に動いて、彼らのスーパービジョンをしたりすることが主な仕事です。
スーパービジョン中に、間違ったことをしているのを発見したり、改善すべき点を見つけた場合は、担当のヘルスセンターの担当者や、ナショナルレベルの担当者にフィードバックしたりします。
ヘルスセンターが機能しているのかどうかを実際に目で見ることができたり、今の事務所での私の専門はIPCなので、それに関連しそうなこともついでに見て回ったり、いわゆるhard-to-reach-areaと言われるところのアウトリーチに参加できたのはとても貴重な経験になりました!
家庭訪問はほんとに地道で、車では行けないようなところをCommunity-based volunteer (CBV)たちが歩いて一軒一軒訪ねます。
「隣の家がはどこ?」と聞くと、「あそこだよ~」と指をさされるけど、その指の先には家はなくファームや荒れ地が広がっているだけで、実際歩いて見ると、数km先のこともwwアフリカあるあるですが。
担当のヘルスセンターから村に行くまでも遠くて、でも車やバイクでの移動のサポートが整備されていなかったり。
スーパービジョンを通して、
「もうちょっとここしっかりして~~😭」
と思うときもあるけれど、
こうやってアウトリーチを手伝ってくれるCBVたちには感謝です✨
ちなみにフィールドの様子はこんな感じ↓↓
7月も引き続き頑張りまーす😇
Bonne soirée☆