noteの更新を1年続けてわかったこと【3選】

去年の1月から「週いちnote」の更新を始めて、丸1年が経った。
習慣化が大の苦手なわたしにとっては、かなり成長だったりする。
途中、どう足掻いても書けなくて2回お休みしたり、引っ越しの都合で「つぶやき機能」にお世話になったりもしたけれど。ざっと計算して約1年。今日くらいは自分で自分を褒めてやりたい。ということで、労いのチョコケーキを食べながらこれを書いている。(だれ得情報)

せっかくなので今回は、noteの週いち更新を1年続けて変わったことを3項目にわけて、書き残してみようと思う。同じように定期更新を頑張っている方、始めたいけど自信がないなんて方に見ていただけるとうれしいなぁ。

では、さっそく。

その① 自己肯定感が爆上がりした
冒頭にも書いたとおり、わたしはとにかく「継続力」がない。皆無の極み。
でも世の中では、スポーツや音楽、勉強、どの分野においても継続は素晴らしいもの、必要不可欠な存在とされている。『継続は力なり』なんて言うし。ただ生れてこのかた、その力が全くないのだ。たぶん、母のお腹に置いてきたんだと思う。

そんなわたしが週に一度の更新を続けてこれた理由は、なんやかんやで「意地」だったりする。noteを始めようか悩んでいる方に読んでもらえたらなぁなんて言いながらちっとも参考にならん理由やけども。(ごめん)

ちょうど1年前。未知のウイルスの影響で、思わしくない出来事が重なった結果、ライターを生業にすることを一度諦めて、食つなぐために希望外の職種に就く決意をした。(これは長くなるので、また今度書く予定)

それでもいつか、絶対にそこへ戻るために、いまは力を蓄える時期だと言い聞かせた。noteの更新は次のチャンスが到来したとき、高く、遠くまで跳ぶための助走なんだと。

本当に続けられるのか不安はもちろんあった。なんせ、継続力皆無オンナだから。そんな言い訳を振り切って、甘い自分とサヨナラするために、登録名にはあえて「週いち」と明記した。逃げ場を塞ぎたかった。気分が乗らなくても無理くりパソコンを開いた。空き時間を見つけて書くのでなく、書くための時間を中心にスケジュールを組んだ。

noteビギナーが必ずと言っていいほど陥る「自分みたいなやつが書いた記事を一体どなたが読んでくださるというのか…沼」に溺れることも、もちろんあった。

それでも、ぽつり…ぽつり…といただけるハートがうれしくて、週明けにPV数をチェックするのが楽しみになって。そうして少しずつ、励みが増えていった。今週も更新できた自分をちょっとずつ好きになる。

自信なんて毛頭なかったし、現にこの文章だって、どれだけ人の目に留まるかもわからない。でも、それでいい。いまはそれでいい。続けるわたしは偉いし、すごい。結果、自己肯定感が上がってメンタルが安定した気がする。

もちろん、現状で満足するつもりもない。だけどまずは頑張った自分を素直に手放しで褒めてあげることにした。

その② 長文が苦じゃなくなった
むかしアルバイトで、求人広告のライターをしていた。約2年間、いろんな種類の媒体をさせてもらったけど、なかでも長文が物凄くニガテだった。

淡々と短文を並べてそれっぽく見せても全然だめ。「〇〇だから△△」と結論をつけるのが下手くそで、頭としっぽがまるで繋がらない。だから説得力に欠ける。長文の原稿を任されている同期がうらやましかったし、できない自分が恥ずかしくて、人の原稿を読むたびに悔しかった。(そんなことも含めて、とにかく楽しい、面白い場所だったのは事実)

職場を卒業してから2年、縁あってまたお仕事をさせてもらうことになった。雇用形態こそ違うけれど、仕事内容あの頃はと同じだ。久々の長文原稿に少しドキドキしながら取り組む。

書きながら思った。めっちゃ楽しいし、全然苦しくない。長文を克服できたと確信した瞬間だった。提出後、緊張しながらFBを待つ。ディレクターから届いた「前もよかったけど、さらにうまくなってると思った。努力し続けてたんだね」という言葉に、意地の1年間が報われた気がした。

その③ リスペクトが高まった
たとえば、カラオケに行ったとき。
好きなアーティストの曲を歌ってみる。思ってたよりも難しい。この曲を音源通りに、しかもギターを弾きながら大勢のファンの前で歌い上げているのか…そのレベルの高さにおののく。

たとえば、バッティングセンターに行ったとき。
球はそう簡単にバットに当たらない、ということを思い知る。選手によってはこれを場外までぶち放つのか…当たり前の感想だけど、すげぇや。

なにが言いたいかというと、プロのすごさは、見ているだけじゃ分からなかったりする。たぶん2割くらしかわかってない。彼らが「普通です」みたいな顔でしてみせることを、実際に体感することで初めて残りの8割を感じられるんじゃないかな、ということ。

夏生さえりさん、カツセマサヒコさん、岸田奈美さん、しりひとみさん、岡田悠さん、みくりやちゃこさん。わたしには大好きな書き手さんがたくさんいる。

「文章に落としこむ」ということを定期的に続けてみて、書き手さん方へのリスペクトがより一層、厚くなった。

たった数文字で引き込まれる書き出し、温度感、テンション、描写、笑いに感動。ひとつの記事に職人のいろんな技や仕掛け散りばめられているということに改めて気が付いた。同時にその難しさにも。

以前にも少し書いたけど、書くことは難しい。
悔しくも、もどかしくも、どうしようもなくもなる。
だけどやっぱり、それを上回る面白さがある。
クセになる、やみつきになる、しがみ付いていたくなる。

文章が持つ不思議な力に、これからも魅了され続けたい。
これが週いち更新を1年続けたわたしの感想でした。



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