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背骨のS字カーブを取り戻せ

筋肉優位ではなく骨格を整えることで
ボディメイクをしていく骨格ベクトルトレーニング。

しっかりアライメントを整えるヨガや
基本的な機能解剖学を学んできたので、
「骨で立つ、骨で座る」など土台である骨格が大切、
ということは理解していたのだけど、

地球上に働いている力学「重力」のことは
全く意識していなかった。


そこに更に
魚からヒトに進化する「発生学」から
身体を見て考えるのがこのメソッドが
他と決定的に違う独特なポイントで

それまでの一般常識や、
やってきた事、指導してきた事と真逆の発想もあり
どう捉えていいのかよく分からずに混乱したし
理解するのに時間がかかった。


子供の頃から、背筋をピンッと伸ばして良い姿勢を、
ヨガでは動きにくい胸椎を凹ませるほど伸展させたり
(確かに、可動性を持って伸びたい部位ではあるけど)

バランスポーズでキープするために
体幹が鍛えられて良いと思っていたけれど
実は身体の深部をガチガチに固めてしまうことで
肋骨や背骨の自由度が失われてしまっていたことに気づく。


張り付いて「皮膚が掴めない」と言われた肋骨まわり


平べったい薄い肋骨に
お腹を引き上げて固めていたら
横隔膜の動きが悪くて呼吸が浅くなり、
首や肩で代償呼吸するから、いつも肩コリ首コリ、

真っ直ぐで丸まれない背骨だから
腕や股関節が代わりに動こうと緩くなり
それを安定させようと周囲の筋肉が硬くなったり
関節のスペースが潰れて痛みとなる・・・

そうやって、
子供のような伸びやかな自然呼吸や
動物のように柔軟に動ける身体から
遠ざかっていたなんて・・・

それを解消するのが、何はともあれ、

背骨のS字カーブを取り戻すこと!

その為には私の場合、
まずはこのガチガチに固めてしまった
「拘束ボディ」を解放するのが先決だった。

そうして1年前から、キツイ運動は控えて
コツコツと身体の解体作業が始まった・・・


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