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ブランド価値が高まるコミュニティマーケティングの方法について

自分の中でブランディングとコミュニティマーケティングの関係性ってとても深いなと感じていたのですが、それがどう関係しているのかが自分の中で整理できたので書いてみました。

関係性の話をする前に、ブランディングとコミュニティマーケティングの事実について3点お話します。

1:流通する情報量が商品の流通量を上回ったとき、はじめてブランド化がはじまる

これは最所さんがつぶやかれていた言葉です。

つまり

・ブランド化する商品についての情報を流通させることが必要
・その情報の流通量が商品の流通量を上回るとブランド化する

ということです。

2:ブランド戦略におけるターゲット設定について

ブランド戦略に置いて、2つのターゲット層のことを考える必要があります。

こちらはインサイトフォースの山口義宏さんの著書「ブランディング」からの引用です。

ブランド戦略におけるターゲットは、「ブランドターゲット=象徴的顧客」と「セールスターゲット=販売拡大先の顧客」の2つがあります。

・ブランドターゲットは、一緒にブランドを作っていく人たちであり、理想的なユーザー層
・セールスターゲットは、売上規模を確保するために必要な、様々な理由で商品を購入するユーザー層

上記の設定がブランディングにおいて重要だといえます。

3:コミュニティマーケティングにおける規模の補完はメディア・PRで行う

こちらは先日行われた「CMC Meetup for B2C」にて、Anycaの宮本さんがおっしゃっていたお話です。

コミュニティ内の情報や生まれたコンテンツをメディア化し、そのメディアを通じて主要メディアの方に拾っていただいて、Anycaの場合だと夕方のニュースで10分の特集を組まれるなどして認知が広がったそうです。

ブランドターゲットのコミュニティをコンテンツ化してブランディングが始まる

上記の3点を踏まえた上での、表題のブランディングとコミュニティマーケティングの関係についてです。

私個人として、下記のようなフローでコミュニティマーケティングを実施していくのがブランディングの観点でも良いのかなと考えています。

A:ブランドターゲットとセールスターゲットを設定する
B:ブランドターゲットの方にインタビューをする
C:コミュニティのニーズやインサイトについて仮設を立てたうえで、少人数のブランドターゲットをつなげる
D:熱量が高ければEへ、熱量が高まらなかったりうまくいかなさそうであればA〜Cを繰り返す。
E:ブランドターゲットのコミュニティで作られた情報や資産を編集し、メディア化する
F:主要メディアと関係性を構築し、メディア化した情報を共有する
G:ブランドの情報が流通し、大量のセールスターゲットに届く
H:ブランドの商品流通量をコントロールし、ブランド化をする

上記のようにすることで、ブランド価値が高まるコミュニティマーケティングが実現すると。

ちなみにF以降は情報の流通量を増やすためではあるのですが、自分たちで情報の流通量を増やせるのであれば不要かもしれません。実際元AWSの小島さんはイベントから発生した情報流通量を増やすことに注力して、AWSのマーケティングを成功させています。

またHの商品流通量をコントロールするのは、物量を減らすだけでなく「その商品を獲得するコストを高くする」ことでも良いかと思います。


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