保健室から vol.51「果報は寝て待て」
2月18日に配信。
新規感染者数が減り始め、死者数が増え始めたころ。
でも、この時期は私も周囲の人々(高校生と先生たちね)の関心事は
大学入試一色!
だから、感染症対策も
「無事に試験が受けられるように、きっちりと感染対策を」
という論調でした。
保健室から vol.51
「果報は寝て待て」
1,2年生は22日から学年末考査。
3年生は25日が国公立大学の前期試験。
みなさんがんばってください。
さて、せっかく一生懸命勉強してきたんだからいい結果を出したい、
とは誰しも思うことです。
最高のパフォーマンスには健康が不可欠。
体調がよろしくないと実力は発揮できない。
まずは日頃からおこなっている感染対策をいま一度見直してみる。
手洗い、うがいはちょっといい加減になっていませんか?
マスクは正しく着用していますか?
密は正しく避けていますか?
そして、栄養のあるものを食べ、適度な休養と十分な睡眠をとる。
もちろん、交通事故や自分の行動の不注意には気をつける。
歩きスマホや、まして自転車スマホなどはもってのほか。
試験前夜に緊張して眠れないときには寝たふりでもかまわない。
目を閉じてじっとしているだけでけっこうな休養はとれます。
思い起こせば○○年前、とある私立大学の受験前夜、興奮状態の頭を冷やそうと手近にあった小説を読みました。短編をひとつ読むとちょっと落ち着けた。
ぐっすりとまではいかずとも短時間ながらも睡眠はとれました。
さていよいよ試験となって問題文を読むと・・・
おお、昨夜の小説が!
その後あまたの試験を受けてきました。
大学院の入試、教員採用試験、無線従事者試験、司書教諭の単位取得試験等々。
もう二度とあんなことはなかった。
人生、たまにはいいことがある。
ところで、その小説とは、芥川龍之介の『戯作三昧(げさくざんまい)』。
芸術至上主義の傑作です。是非ご一読を。
嘘のようなホントの話です。
でも、「得をするから本を読みましょう」とは言いたくない。
というか、実は「本を読みましょう」とも言いたくない。
できれば読書の楽しみは私一人で独占したいとさえ思っています。
だから図書館にもあまり来館者が増えてほしくない。
図書館(図書室)ってちょっと寂しいぐらいがいいような気がします。
私の勝手な思いではありますが。
わが県ではこの夏、県立図書館が新しくオープンします。
来館者を増やす工夫が随所にあるそうな。
うーん。
運営側の気持ちもわからんではないが…
さて、「保健室から」はあと4回。
友人たちよ、教え子たちよ、ご訪問いただいたすべての方々。
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